ビルメン4点セット、三種の神器の免状を大公開!上位資格の実物見ればやる気が出るかも

エネルギー管理士(エネ管)

このサイトのサブタイトルが「ビル管、エネ管、電験持ちが資格の取り方とビルメン業界あるあるを解説するサイトです。」とあるのに、自分の免状を公開したことが無いよな・・・。とふと思いました。資格試験の勉強をするにあたって、既に合格している人の免状を見せてもらうと、自分がその試験に受かって免状を手にする姿をイメージしやすく、試験勉強のやる気が出るというメリットがあるので、自分が持っている技術系、工業系資格の免状を一気に公開したいと思います。

免状ってなんだろうのことだろうという人がいるかもしれませんが、免状とは免許の証として授与する文書のことで、免許証という言葉と大差ありません。

※名前や免状番号、生年月日等個人情報にあたるものは修正テープや付箋であらかじめ消したものを掲載しています。ご了承ください。

まずはビルメン4点セットの免状から

第二種電気工事士

第二種電気工事士 免状

なんだか警察手帳みたいですね(言い過ぎか)。黒いカバーが印象的です。作業をしながら携帯することに配慮して汚れにくい黒色にしているのかもしれないですね。技術系資格の免状でプラスチック製のカード型以外のものは、この第二種電気工事士の免状が初めてだったので、「これが黒カバーの免状かー」と感慨深かった記憶があります。

第二種冷凍機械責任者

第二種冷凍機械責任者 免状
いわゆる“二冷”こちらも黒いカバーで覆われています。この第二種冷凍機械責任者の免状を手にしたのが技術系資格の中で2番目か3番目だったので、免状は黒いカバーに覆われているものだという思い込みみたいな様なものができていましたが、後にそういうわけでもないということがわかりました。

三冷の免状もレイアウトはこの二冷の免状と同じなのだと思います。
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危険物乙種四類取扱者

危険物取扱者乙種四類 免状
ガソリンスタンドのお兄ちゃんやお姉ちゃんが持っている資格です。ビルメンも非常用発電機の燃料が重油や軽油である為、この危険物乙種四類取扱者の資格が必要なこともあります。

自分の知り合いは20年前に試験前日一日だけの勉強で受かったと言っていましたが、今はそんなに簡単なものではないと思います。

危険物乙四の免状は前日の二つとは違い、黒いカバーに覆われていません。カバーに覆われていない免状もあるんだなと思いました。レンタルDVD店の会員証の様にプラスチックで作られています。少々の汚れや曲げ圧力には強い免状です。

二級ボイラー技士

二級ボイラー技士 免状
ちょっとわかりにくいのですが、下に並んだ各資格名の上に0とか1が並んでいます。ほとんどの資格名の上には0が並んでいます。取っていないから当たり前ですね。“二ボイラー”の上には1が付いているので、これは二級ボイラー技士の免状だということになります。

この二級ボイラー技士はビルメン4点セットとして挙がっていたから取った様にものです。現在多くのビルではボイラーではなく吸収式冷温水器やパッケージエアコンが導入されており、病院や温泉施設、地域熱供給等の温水を大量に必要とする施設を中心に細々とボイラー設備が使用されている状況です。また、ボイラーが必要な施設でも、免許の要らない小型ボイラーをつなげて運用している施設が増えつつあります。ビルメン4点セットから外れる日もそう遠くはないかもしれませんね。

ビルメン4点セットをまとめて

ビルメン4点セット 免状
じゃじゃーん。これがビルメン4点セットの免状一覧だ~。なかなか壮観なものがあります。一つ一つはそう難しくないのですが、そうは言っても4回は受験料を払って試験会場に行ったわけで、4回分の参考書や問題集費用も馬鹿になりませんでした。こうやって免状を集めて写真を撮ってみるとしみじみします。
ビルメン4点セットをそろえる難易度等

ビルメン5点セット

消防設備士甲種四類(他、甲種一類、乙種七類)

ビルメン4点セットに一点加えてビルメン5点セットにするなら、消防設備士乙種四類だという意見を聞いたことがあります。自分もその意見に賛成です。ちなみに四類の試験内容は火災警報器、火災受信機、火災感知器等ですがビルメンの業務に密接に関係しているものです。ビルメンが常駐する防災センターや中央監視室と呼ばれるところには“盤”と呼ばれる火災受信機が所狭しと並べられています。それらの機能や仕組みをしらずにビルメン業務に精通しているとは言えません。

他の意見として、消火器について出題される消防設備士乙種六類を加えてビルメン5点セットだという意見を聞いたことがありますが、消火器は最低限の知見として使えれば事足りますので、やはり四類が重要なのではないかと思います。
消防設備士甲種1類、甲種四類、乙種七類 免状
ちなみにこの免状写真では甲種四類、甲種一類、乙種七類の取得が見て取れます。

甲種四類を取得した後、次に機能や仕組みを仕組みを知っておかなければならないものは何かと考えたところ、一類のスプリンクラーや消火栓だろうという風に考えましたので一類を取得し、さらに必要なものは何かと考えて七類を取得しました。この消防設備士資格は六類→五類→二類→三類という順番でコンプリートしようかなと思っています。そう考えると3種類を取得している今でも、半分も取得していないんですね。トホホ・・・。でも頑張ってコンプリートします。
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ビルメン5点セットをまとめて

ビルメン5点セット 免状
ビルメン4点セットよりもさらに壮観になりました。この写真の中の免状だけでも6回試験を受けているわけですから、それぞれに思い出があり、こうして一覧で見ると思い出が自然に思い出されます。

ビルメン三種の神器(ビルメン三冠王)

ビルメン4点セットから少しランクアップしてビルメン三種の神器(ビルメン三冠王)の資格免状の公開へと移ります。

電験三種

電験三種 免状
下のほうに経済産業大臣という記名が入っています。やっぱり大臣免状となると重みが違ってきますね。ネットで食える資格食えない資格というテーマで議論されているときには必ずと言っていいほどこの電験三種が出てきて、食える資格として紹介されているのを見て、いつか取ってやるぜと鼻息を荒くしていました。

“今務めている会社に10年後も務めているかどうかは誰にもわからない。しかし、どんな境遇になろうとも身に付けた資格と専門性は自分を裏切らない。自分を助けてくれるはず。”という言葉を目にしてからは、まずます電気の専門家としてのこの資格を取得したくてたまりませんでした。

初年度に、4科目受験して3科目合格し、2年目に最後の科目を取得して合格。なかなか骨のある試験だったことを覚えています。受験した当時はこの資格を取ったら電気保安協会に転職しようかな等と考えていた時期もありましたが、今はそんな考えもなくなりました。今の環境で電気主任技術者としての専門性を最大限に発揮し、会社や社会にしっかり貢献し、その対価である報酬もしっかりもらおうと思っています。
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建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)

建築物環境衛生管理技術者 免状
お次は建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の免状です。この資格を持っていればビルメン業界では引く手あまたですね。この資格は合格ラインが他の資格の様に6割ではなく、6割5分なので確実に合格できるレベルまでもっていくのに苦労した記憶があります。

ビル管理士の免状を持っていれば、地方独立系のビルメン会社から大手系列系のビルメン会社に中途で入ることも可能です。39歳で地方独立系のビルメンとして6万㎡ほどの大型商業施設で5年勤務経験があり、給料が額面で300万円も無いと嘆いていた知り合いのビルメンは、ビル管理士を取って大手建設会社系列のビルメン会社に転職し、年収が500万円を超えたと聞いています。彼曰く、「もっと早く勉強していれば、もっと早く取ることができたかもしれないのに、なんでもっと早く勉強しておかなかったんだろう」ということでした。
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エネルギー管理士

エネルギー管理士 免状
エネルギー管理士試験には電気分野と熱分野があります。私は電気分野で取りました。電験2.5種と呼ばれるエネルギー管理士(電気分野)ですが、割と過去問分析が有効な試験でしたので、攻略しやすかったと言えば攻略しやすかったです。ただ、電験三種に比較すると数式の展開が複雑でやや高度だった記憶がありますので、その辺りが電験2.5種と呼ばれる所以なのかもしれません。

エネルギー管理士を取ると、資格手当が10,000円ほどつく会社が多いのですが、お金以外にも取ってよかったと思えることがあります。大きな施設の省エネ会議に招かれたり意見を求められたり、経済産業省の職員が大型施設の省エネ施設を視察に来た時の案内を任されたりと大きくやりがいを感じたことが多かったです。
この勉強法で合格!エネルギー管理士(電気)合格体験記
この勉強法で合格!エネルギー管理士(熱)合格体験記
エネルギー管理士を取得して良かったこと

ビルメン三種の神器(ビルメン三冠王)をまとめて

じゃじゃーん。ビルメン三種の神器をまとめるとこの様になります。
ビルメン三種の神器 免状
全て大臣免状である上に、サイズがいずれもA4のサイズで重みを感じます。さすが三種の神器の免状です。

これらの資格はいずれも難しいです。電験三種やエネルギー管理士は数式や概念を理解・記憶するのが難しいと言えます。一方で建築物環境衛生管理技術者は理解にハードルを感じる内容は建築分野の応力やひずみのあたり、空調分野の空気線図、照明分野の照度、輝度、光度、光束のあたりぐらいで、その他に難しいといえる点で合格ラインが6割5分であることと、ボリュームが多いことが挙げられます。

とにかくボリュームが多い試験ですね。私が合格したノウハウはこちらで紹介しています。

その他

その他にも免状(というか講習終了証)が出てきたので勢いでご紹介しちゃいます。

普通救命講習

普通救命講習終了証
こちらは、勤務している施設で無料の講習会が開催されていたのでそちらに参加して取りました。AEDの使い方や心肺蘇生法、救急搬送法等医療関係者ではない一般人でもできる応急措置の方法を習いました。ビル管理をするものとしてこのあたりの知識があるといざという時安心です。

甲種防火・防災管理者講習

甲種防火管理者講習 終了証
防災管理者講習 終了証
こちらも勤務する施設で受講希望者数が十数名になったことから出張講習会を開いてもらって参加しました。防火管理者として日常管理でチェックするポイント、特に留意するべき消防法、防火防災訓練の企画・開催の方法等を習いました。

物件によっては、ビル管理業務を受注するにあたって、オーナー会社の物件担当者が防火・防災管理者にならずにビルメン側が防火・防災管理者になることを前提に受注することがあります。そういったときの為にビルメン会社の中には防火・防災管理者講習終了証の保持者が一定数求められます。

これを持っていたからと言って、資格手当をもらえるかどうかは微妙なところですが、会社へのアピールとして持っていた方がいいと思います。
甲種防火・防災管理者併催 新規講習会受講体験記

第一種冷媒フロン類取扱技術者

第一種冷媒フロン類取扱技術者証
フロン排出抑制法の施行に伴って創設された資格です。フロン排出抑制法で定められた一定規模以上の機器への専門定期点検を行うことができます。

そもそもこの資格の講習会への参加要件として、第三種冷凍機械責任者以上の資格保持者という要件があるのですが、私は二冷を持っており、会社として社内に有資格者が必要だということでご氏名があり取りに行きました。

フロン排出抑制法施行後に早くもこの資格を取ったということは社内、社外に思いのほか早く広まり、施行後間もないこの資格に関するいろんな質問が私のところに集まるようになりました。同僚やお客様に信頼されている専門分野を作ることができたので、非常に満足感を得られた資格です。
第一種冷媒フロン類取扱技術者講習会、参加体験記
第一種冷媒フロン類取扱技術者に合格して思ったこと

電気主任技術者実務セミナー

電気主任技術者 実務セミナー
電気主任技術者に向けの実務セミナーです。会社に案内が来ていたので、資格を持っていた自分にご指名があって、行ってきました。電気設備の点検で留意すべきポイント、最近の電気事故事例集等を教えてもらいました。

この終了証は第二種電気工事士や第二種冷凍機械責任者の免状の様にカバーで覆われていますが、黒ではなくて青になっています。とても勉強になり、電気設備を点検するうえでのチェックポイントが増えますので、電験三種試験に合格された方はぜひ受講してほしいと思います。
電気主任技術者実務セミナーに参加してきました

まとめ

免状大集合
免状を大集合させてみました。
何度も言いますが、資格は自分を裏切りませんし、長い人生の中で今いる会社を出て、他の会社に勤めなければならなくなる時に資格は自分を助けてくれます。意欲のある人はぜひこのレベルまで資格を取ってほしいと思います。

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