第一種冷媒フロン類取扱技術者に合格して思ったこと

フロン排出抑制法

過去記事第一種冷媒フロン類取扱技術者講習会、参加体験記で書いた。第一種冷媒フロン類取扱技術者資格の合格証が届きました。カード型の合格証で、有効期限は5年後に設定されていました。試験の実施団体である一般社団法人日設連のホームページでもこの資格の保有者の一覧を発表している様ですね。確かに自分の名前を確認しました。一緒に受けた同僚も皆受かっているようでした。

これで、フロン排出抑制法で規定された全ての冷凍機・空調機の定期点検ができることになりました。ビルメンの立場からも専門業者に定期点検を発注することなく自分たちで実施する許可証を貰ったことになりますので、会社の収益向上に貢献できることになります。

が、しかし現時点で二つ問題が考えられます。
一つは、定期点検をする上で測定工具が無いことです
事前の調査で
・リークテスター(×人数分)
・発砲液
・ゲージマニホールド(×冷媒種類分:概算で5種類)
・接触温度測定器
が必要なことはわかっていました。
いつも備品を購入している電材商社さんに見積もりを取ったところ、概算で30万円でした。今期の備品購入予算には計上されていませんので、来期の予算にて事前に計上しておく必要があります。まずはこの備品購入予算でこの定期点検用の備品の計上を勝ち取る必要があります。この辺は喫煙室でそれとなく部長を説得して何とかします。

もう一つは、冷凍機やパッケージ空調の温度測定箇所がよくわからないという点です

今までビルメンとして冷凍機・空調機の不具合が発生した時一次対応しかしてこなかったものですから、今一つ各機器の細かい構造が頭に入っていません。もちろん第一種冷媒フロン類等取扱技術者の資格テキストにも実際の点検方法は写真入りで細かく説明されていましたが、やはりそれはテキスト上の話で自分が実際に機器を触ったわけではありませんので、実際作業をやれと言われた時の自信はそこまでありません。

定期点検に必要な測定をしてきてくれと言われても何をどうしたらよいか多分迷うと思います。その点の心配は私も同僚も同じでした。ビルマネとビルメン業務には長年たずさわってきましたが、空調機の細かい温度測定はしたことが無いのです。

この辺りが今後の課題なのだなと、しみじみ思いました。
協力会社の空調業者さんにお金を払ってでも学ぶしかないと思います。

今後どうなるかはわかりませんが、何とか自社で定期点検を完結できるように知恵を絞りたいと思います。

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