ビルメン4点セットをそろえる難易度と順番等

資格

ビルメン4点セットって何っていう人の為に、ビルメン4点セットの解説です。
ビルメン4点セットというのは、ビルメンテナンス業務で基本とされている4つの資格のことです。第二種電気工事士、第三種冷凍機械保安責任者、危険物乙種4類取扱者、2級ボイラー技士です。

未経験からビルメンになる場合はビルメン4点セットがあった方が面接で有利っていう話を聞いたことがあります。実際のところどうなのでしょうか。私が知っている会社の場合は確かにビルメン4点セットくらいはあった方が、最低限必要な建築設備の知識があるんだなということで印象はいいでしょうね。

入社してから取りますと面接時に約束しておいて、いつまで経っても取らない人もいます。頑張ってるけど取れないじゃなくて、そもそも取らない人です。結構この業界は資格をトントン取っていく人と、全く取らない人に分かれます。建築物環境衛生管理技術者(通称:ビル管)や電験三種、エネルギー管理士以外の資格であれば、ヤル気があれば受かるレベルのものがほとんどです。そんなレベルの資格さえ取ってくれない人を雇ってしまうというのは会社としてはリスクですから、最初から取っている人を雇う方が安心な訳ですね。

あとは、雇った後にその人を勤務させるビルのオーナー会社に紹介して勤務開始となるわけですが、その人の資格保有状況も報告するのが通常ですから、資格を持っていない人ばかり紹介すると「オイオイ大丈夫なんですか」と言われかねません。そういった背景から有資格者が推奨されるとお考えください。決して持っていなければならないというわけではありません。

とは言いつつ、あった方が転職時に印象がいいのは事実ですから、以下で各資格の紹介をします。

第二種電気工事士

必要性 ★★★★★★★★★☆
難易度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
ボリューム ★★★★☆☆☆☆☆☆
合格率 50~60%程度
資格手当期待 ★★★★☆☆☆☆☆☆

 

電気工事士の資格を持っていなければ、電気工事を行うことはできません。第二種電気工事士を持っていれば、600V以下で受電する設備の電気工事を行うことができます。

ビルメンで働くうえでは持ってて当たり前の資格だとも言えます。そういった意味で必要性は9/10です。

また、そんなに難しい資格ではありません。電気の資格の初歩です。その上には、第一種電気工事士、第三種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、第一種電気主任技術者と電気の世界は難しい資格が控えています。これら難しい資格達からしたら「第二種電気工事士・・・奴は電気資格の中でも最弱、電気資格の面汚しよ」ってなもんでしょうね(言い過ぎ)。

高校数学を使う問題は無かったと思います。しかし、電気の世界は物理というか数学の要素は必ず入ってくるので、数字や計算が苦手という人は最初は大変かもしれません。大変かもしれませんが、受からないことはないと言い切れるほどの難易度ですので頑張ってください。

ボリュームも大したことはありません。市販されている参考書を一冊やりこんで、過去問を10年分くらい解いて、どの年でも9割取れるようにしておけば十分に受かります。

資格手当ですが、持ってて当たり前という意味で、資格手当が全く出ない会社があるかもしれません。逆に、持ってて当たり前という意味で資格手当を出すことで取得率を高めようとする会社もあるかもしれません。資格手当が月額で付く場合は2,000円~5,000円程度が相場ではないでしょうか。
第二種電気工事士 免状

第三種冷凍機械保安責任者

必要性 ★★★★★★☆☆☆☆
難易度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
ボリューム ★★★★★☆☆☆☆☆
合格率 50%程度
資格手当期待 ★★★★★☆☆☆☆☆

冷凍機械とは、ものや空気を冷やす為の機械です。大規模施設の空調用に使われることもあれば、業務用の冷凍倉庫用に使われることもあります。

冷凍機の中にはたくさんの冷媒ガスが充てんされており、動かすために必要な電圧も大きくなっています。また、非常に大きなモーターが組み込まれているため取り扱いを間違うと大きな事故につながる恐れがあります。冷凍機械の適正な取り扱いの為に冷凍機械保安責任者資格が定められ、第一種、第二種、第三種の種類があります。

ちなみに職域は
第一種 : 全ての製造施設における製造にかかわる保安
第二種 : 1日の冷凍能力が300t未満の製造施設における製造にかかわる保安
第三種 : 1日の冷凍能力が100t未満の製造施設における製造にかかわる保安
となっています。

難易度ですが、こちらもそこまで難しくありません。テキストを一冊選んでやり込んだら過去問10年分を何度も解いて、どの年でも9割以上解けるようにしておけば大丈夫です。

学習する内容自体は、冷媒(熱エネルギーを運ぶ役割を果たす物質で、液体が気化するときに周囲の熱を奪うという性質を利用して温度を上下させる)が、圧縮→膨張→凝縮→蒸発という冷凍サイクルの中でどのようにして熱エネルギーをコントロールしていくかということがメインです。理系の要素はもちろん入ってきますが、つまづくような内容はありません。参考書を読んでいてつまづいたとしても、インターネットで探せばすぐに疑問の解消ができるレベルです。

この冷凍サイクルの理解は、冷凍機だけでなくビルマルチ等のパッケージエアコンの診断にも関係してきます。ここがわかっていないと、空調の専門業者さんと打ち合わせができないんですよね。相手が何を言っているのか理解できない。ですから、非常に取って欲しいなと思える資格ですし、ビルメン4点セットの中に入っているのもわかります。

ボリュームも大したことはありません。テキスト1冊と過去問10年分をやり込んだら受かります。仕事をしながら、平日の帰宅後と休日に取り組んだとしても一か月で合格レベルに達っするはずです。遅い人でも一ヶ月半、早い人では2週間程度でそこまで行くかもしれません。

合格率の50%程度という実績も、この試験がそこまで難しくないことを物語っています。

資格手当がどこまで期待できるかということですが、冷凍サイクルに関する知識は空調不具合の診断や1次対応に必要ですが、二種電工のようにそれがないと業務をしてはいけないといった種類のものではないので必須資格というわけではありません。私の知っている会社では資格手当はありませんでした。第二種冷凍機械保安責任者を取得したら月額5,000円というのはあったみたいですね。相場的には、資格手当なしかあったとしても2,000円~3,000円でしょう。
この勉強法で合格!第三種冷凍機械責任者合格体験記
第二種冷凍機械責任者 免状
※写真は第二種冷凍機械責任者の免状です。参考までに。

危険物乙種4類取扱者

必要性 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
難易度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
ボリューム ★★☆☆☆☆☆☆
合格率 25~30%程度
資格手当期待 ★☆☆☆☆☆☆☆☆

危険物乙種4類取扱者というのは、危険物取扱者の各種資格の中で一番メジャーですね。ガソリンスタンドのスタッフがこの資格の取得を推奨されています。試験会場にはそれっぽい見た目の人もちらほらいました。

なぜビルメン4点セットの中に入っているかというと、ボイラーの燃料は重油であり、重油の取り扱いに危険物乙種4類取扱者の有資格者が必要とされている為です。

しかし、今はボイラーが入っている現場はあまりないんですね。オフィスビルでボイラーが入っているところはほとんどないのではないでしょうか。ボイラーの種類も、都市ガスボイラーや電気ボイラー等がありますし、温熱の熱源が必要なところでも、吸収式冷温水機が入っているところが多いと思います。

そういった意味で必要性は薄いため★2個です。ちなみにですが、ほとんどのビルで設置されている非常用発電機の燃料もA重油や軽油ですから、取扱の際に危険物乙種4類取扱者の知識が少し役立ちます。

難易度も低めの★2個です。ボリュームも★2個です。集中して取り組むと10日ぐらいで合格レベルに達するのではないでしょうか。20年くらい前に私の知人が3日集中して勉強して合格したといっていました。おそらく運もよかったと思いますが。

しかし、最近は以前ほど易しくなく、難しくなってきたという話も聞きます。実際私が数年前に受験した時も“これは3日の勉強じゃ受からないだろう”と思いました。なめてかかると普通に落ちます。内容的には高校の化学の基礎の要素が入っているなと思いました。

合格率が低いのは、おそらく簡単だと思い込んで最低限の勉強すらせずに受験している人が多いからではないかと思います。それで、1回落ちてちゃんと勉強しなきゃだめだと思い込んで、再受験して通るという流れです。普通に必要な勉強量をこなしていると通る試験ですからご心配なく。

それほど、通りやすい試験でありかつ必要性は薄いですから資格手当も期待できません。月額手当は無い会社がほとんどではないでしょうか。★1つとしているのは、一定数量以上の危険物を貯留(保管)している施設では危険物取り扱いの責任者の選任が求められているので、その責任者として選任されている場合は月額手当を支給するという会社もあるからです。その場合も3,000円~5,000円程度が相場ではないでしょうか。
危険物取扱者乙種四類 免状

2級ボイラー技士

必要性 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
難易度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
ボリューム ★★★☆☆☆☆☆☆☆
合格率 60%程度
資格手当期待 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

上で、最近は減ってきていると説明したボイラーに関する資格です。減っているとはいえ、温泉街などではボイラーはまだまだ設置されていて、ボイラー技士の募集はよくされていると聞いたことがあります。

ただ、法において取扱上ボイラー技士の資格を有しないでよい規模のボイラー設置が進んでいるので、今後もビルメンの基本資格に入ってくるかは微妙なところです。

そういう理由で、ほとんどの現場で直接ボイラーを操作することはないのですが、ボイラー設備に関する知識は他の設備機器の管理をする際にも応用できますので、無いよりかはあった方がいいです。ビルメン4点セットに入っているから取りたくなる資格ですよね。かくいう私も、そういう理由で取った口です。

ビルメン4点セットの中で2級ボイラー技士だけが、講習を受けることが必要要件とされています。法令で20時間の実技講習が必要となっている為、通常3日間かけて実技が実施されます。私の場合はホテルの宴会場のようなところに机と椅子とホワイトボードが設置されていて3日間そこに通って講習を受けました。20時間のうちほとんどが座学だったと思いますが、そのうち3時間程度は実際に小型のボイラー機器を操作して実技を実習しました。軽トラみたいな小型トラックにボイラー機器が積んであって(一体型だった?)、それがホテルの駐車場に駐車されていて、車の荷台に上がって基本操作を実施しました。新鮮で面白かったです。

難易度は、そこまで高くありません。計算問題はほとんどない為数学的な素養も必要ありません。ボリュームも多いと感じたりはしませんでした。第三種冷凍機械責任者試験よりも若干少ないボリュームかなと思いました。こちらも過去問10年をやり込んでどの年でも9割取れるようにしていれば合格できます。

ボイラー技士の過去問を解いていて思ったのは、同じ問題が良く出るなということでした。他の資格試験よりも過去問再出現率が高い印象でした。過去問をマスターしていけば素直に点数が上がるので、勉強自体は手ごたえを感じやすく楽しかったですね。

合格率60%程度という実績も合格しやすい実態をよく表しています。

資格手当期待ですが、危険物乙種4類取扱者同様に持っているだけではおそらく資格手当はでないでしょう。

ビルメン3点セットという表現もあるようですね。おそらく上の4点セットから一つ資格を抜いたものだとは思いますが、一つ抜くとしたら私はボイラー技士2級を抜きます。ボイラーがある施設で取扱責任者として選任されていた場合、月額3,000円~5,000円程度の手当はあるかもしれません。責任があるからにはその対価もあってしかるべきですからね。
二級ボイラー技士 免状

免状一覧
ビルメン4点セット 免状

ビルメン4点セットを取得する順番

ビルメン4点セットを取得する順番について、職場の同僚や後輩から相談されることがありますが、その人やレベルによって回答はまちまちです。

自分に合う勉強法を持っている又は既に1~2種類の工業技術系資格を持っている場合

既に自分の勉強法を持っている場合、又は既に1~2種類の工業技術系資格を持っている場合は
・自分の勉強法がある程度確立されており、効率的に勉強を進めることができる
・ある程度試験勉強というものについて慣れており、勉強につまづいたときの打開策や代替勉強法を多く実行することができる
・自分の勉強の進捗感触度と本試験の得点との乖離具合を経験している
・本試験までに何をどれくらいこなしたらいいかという自分のスケジュール感を持っている
等の強みをいくつか持っており、アドバンテージがあると考えられますので、重要度の高い資格から取得していくことになります。

ビルメン4点セットの中で重要度が高いものから並べると
第二種電気工事士→第三種冷凍機械責任者→危険物取扱者乙種4類→2級ボイラー技士
となりますので、第二種電気工事士から勉強することになります。第二種電気工事士は試験制度が変わり、一年に2回本試験が実施されておりどちらの本試験で受験するか選ぶことができるので、とっかかりの資格としては良いかもしれません。

自分に合う勉強法を持っていない又は一つも工業技術系資格を持っていない場合

自分に合う勉強法を持っていない又は一つも工業技術系資格を持っていない場合は、
・自分の勉強法が確立されておらず、非効率な勉強をしてしまう可能性がある
・試験勉強というものについて慣れておらず、勉強につまづいたときに実施できる打開策や代替勉強法が少ない
・自分の勉強の進捗感触度と本試験の得点との乖離具合の経験が無いか、少ない
・本試験までに何をどれくらいこなしたらいいかという自分のスケジュール感がわからない
等の弱みがいくつか考えられ、ビハインドがあると考えられますので、重要度に加えて難易度を考慮して取得していくことになります。

では、まず難度の低い順に並べてみます。
危険物取扱者乙種4類→2級ボイラー技士→第三種冷凍機械責任者→第二種電気工事士
となります。この順で、簡単なものから勉強していって本試験を何度か経験しながら難しい資格に挑戦していくイメージです。
しかし、重要度も無視できませんから、最も重要な第二種電気工事士の順番を少し上げます。
危険物取扱者乙種4類→2級ボイラー技士→第二種電気工事士→第三種冷凍機械責任者
この順でどうでしょう。というか、この順をお勧めします。この順だと最初に手を付ける資格から順で年に何度も試験を実施している準にもなっていますので、とっつきやすいでしょう。

ビルメン5点セット

ビルメン5点セットというという言い方をするのを最近聞きました。上の資格に何が加わるかというと、消防設備士乙種4類だそうです。消防設備士は1~7の7種類あり、1~5においては甲種と乙種の2種類、6~7種においては乙種の1種類と多岐にわたっていますが、4類は火災感知器や、発信器・受信器に関する種類ですね。

必要性  ★★★★★★☆☆☆☆
難易度  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
ボリューム  ★★★★☆☆☆☆☆☆
合格率  25~30%程度
資格手当期待  ★★★★☆☆☆☆☆☆

確かに、現場にいると火災案件というのは一番緊張感がはしるレベルの案件ですので、その感知器の受・発信に関する知識を得ておくのは非常に重要です。誤発報が起こった時も「感知機には煙感知器・熱感知器・炎感知器があって、今回の誤作動は煙感知器の場所で、その近辺で解体工事をしているので粉じんが入って誤作動になったのではないか」等と当たりをつけて1次対応に入れるのは非常に効果的です。これこそビルオーナーが求めているレベルの対応ですね。

直接的にこの資格を持っていると感知器・受信機・発信器に関する点検と整備ができますが、日常業務の中ではその業務を行うことはあまりありません。この資格試験で勉強したことを知っていると緊急対応時に適切な対応をしやすい為心強いです。

難易度・ボリューム的に第三種冷凍機械責任者よりかは星を少なくしていますが、これは人によって意見が分かれるかもしれません。どちらが難しい、どちらがボリュームが多いという議論に甲乙つけがたい程度の難易度・ボリュームです。

合格率は消防設備士乙種4類の方が低い数字となっていますが、きちんとこなすべき参考書と問題集をこなしている人は受かりますので、ご心配なく。この試験でどうしても合格できず困っていますという人は聞いたことがありません。

資格手当期待ですが、この資格を持っていると感知器・受信器・発信器の整備と点検ができますが、消防設備の整備点検は消防設備の専門会社に外注していることがほとんどですので、ビルメンテナンス会社の中で必ずしも持たなければならないというものではありません。そういった意味で、月額の資格手当は期待できないでしょう。

しかし、感知器・受信器・発信器に関する知識は持っていたほうがいいので、合格した時に報奨金が出たり、昇進の際の査定で評価してくれることはあるかもしれません。
消防設備士甲種1類、甲種四類、乙種七類 免状
この勉強法で合格!消防設備士甲種四類合格体験記

ビルメン6点セット

ビルメン6点セットというのは聞いたことがありませんが、もしあるとすれば、上記の

・第二種電気工事士
・第三種冷凍機械責任者
・危険物乙種四類取扱者
・2級ボイラー技士
・消防設備士乙種4類

に加えて、
・消防設備士乙種1類(スプリンクラー、消火栓)
・消防設備士乙種6類(消火器)
・消防設備士乙種7類(漏電火災警報設備)
でしょうか。
この勉強法で合格!消防設備士甲種1類合格体験記
消防設備士1類、評価の高いお勧め参考書一覧
消防設備士7類、評価の高いお勧め参考書一覧
組み合わせによっては、7点セット、8点セットとも言えますね。
人によっては
・エネルギー管理士(通称:エネ管)
・第三種電気主任技術者(通称:電験三種)
という資格を挙げるかもしれません。この辺になってくると、ビルメン基本資格○点セットという概念から外れますね。もはや基本ではない資格です。業界に入る前からこれらを持っていたら大したもんです。

ちなみに上の二つの資格に加えて、ビルメン業界の看板資格ともいえる
・建築物環境衛生管理技術者(通称:ビル管)
資格を合わせて「ビルメン三種の神器」とか、持っている人を「ビルメン三冠王」と言ったりします。
免状はこんなのです。取ってやるぞという気合を高めていただければ幸いです。
電験三種 免状
エネルギー管理士 免状
建築物環境衛生管理技術者 免状
三枚一覧
ビルメン三種の神器 免状
それぞれの合格体験記はこちら
この勉強法で合格!電験三種合格体験記
この勉強法で合格!エネルギー管理士(電気)合格体験記
この勉強法で合格!エネルギー管理士(熱)合格体験記
この勉強法で合格!建築物環境衛生管理技術者(ビル管)合格体験記

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