From West New(旧ビルメン案内所)

ビル管(ビル管理士)、エネ管(エネルギー管理士)、電験(電験三種)持ち(ビルメン4点セットと消防設備士も取得済)が資格の取り方とビルメン業界あるあるを解説するブログです。独学で慶應に入った勉強テクニックを余すことなく公開しています!




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ビルメン・エンジニアへの就職・転職

高年齢でもビルメンになれる?

投稿日:2015年9月29日 更新日:

ビルメン業界というのは比較的に年配者の転職に寛容な業界です。40代で他の業界から転職してしてくる人も珍しくありません。大型商業施設の現場では、41歳の元アパレル店店長が未経験でビルメンテナンス職として入ってきましたし、42歳の元警備業の人がやはり未経験でビルメンテナンス職に入ってきたこともあります。他には50代の土木・造園業務経験者がビルマネジメント職として入ってきたことがありました。彼は施設常駐管理者というよりも、修繕工事の打ち合わせや調整役としての仕事が多かったですね。

上記の例からもわかるように、ビルメンテナンス業界へ転職するのに年齢がネックになることはあまりありません。
なぜかというと、ビルメンテナンス職は一般的に薄給だから人が絶えず辞めては入ったりして入れ替わるんです。だから人の補充がビルメンテナンス会社としては急務な訳ですが、若い人が20代から憧れをもって目指すような業務でもないので、若い人が求人にいつも反応してくるわけではない。反応してきたとしても会社がその時期に求めている人数には足りていない。では、年配者も雇っていこうという理由で未経験の年配者でも入りやすい業界になっています。

若い人があまり来ないという状況は特に景気がいいときに顕著です。リーマンショック後ではたくさんいた若くて未経験の転職者の半分が、アベノミクスで好景気になったときに辞めていきました。給料がいい他の求人がいっぱい出てきたんでしょうね。

一方で、ビルマネジメント職には30代後半以降になってくると未経験では就きにくいですね。なぜかというと、薄給なビルメンテナンス業務に比べてビルマネジメント業務は給与が比較的高いんです。(それでも世間一般と比べると標準的な水準だとは思いますが。)ですので、ビルメンテナンス職ほどは人が辞めませんし、辞めてもプロパーとして経験を積んでいる下の者が代わりを務めます。また、ビルマネジメント業務というのは警備業務、清掃業務、設備業務(ビルメンテナンス業務)に指示を出す業務ですので未経験で務まるかというとなかなか厳しいものがあります。そういった理由で、ビルマネジメント職には全く関係ない業界からの年配者の転職はハードルが高いでしょう。建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)、電験三種、エネルギー管理士のいずれかを持っているとハードルは下がるかもしれませんね。

面接をしたうえでの、採用不採用となるかは、世間一般での通例とは全く異なるものとなる場合もあります。たたずまいや立ち居振る舞い、受け答えといったキャリアや資格とは異なることが抜群であるがゆえに採用されることもあるでしょう。逆もしかりです。経験十分にあり、資格も問題なく取っているのに、受け答えが良くない印象を与えてしまい採用されない場合もあります。

採用担当者と応募者の面接はお見合いみたいなものですから、何が評価ポイントとして引っかかるかはわかりませんからね。

ただ、一般的には高齢未経験者に寛容な業界ですので、経験がないことに臆せずどんどん求人広告に応募していきましょう。

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