エビングハウスの忘却曲線を知って勉強を効率的にする

勉強に役立つ知識

憶えなければいけないことを頭に入れて、その日は憶えていた。だけど、一晩寝た後思い出そうとしても思い出せない。こういった経験は皆さんにもあると思います。

簡単な説明をすると、前日に憶えた記憶のほとんどは短期記憶として頭に入っていましたが、次の日に憶えなおしをしていないため、長期記憶にはなっていません。

また、一晩寝て忘却されているため、想起しにくくなっており、結果として思い出せない、忘れたというような状況となっているわけです。

以上の状態を別の表現をして、下記にまとめてみました。

「憶えてすぐの記憶の大部分は短期記憶である。短期記憶は一晩寝ると大部分が思い出せなくなる。そこで、次の日以降で憶えなおしが必要となる。憶えなおしを行い、長期記憶になった記憶は簡単には忘れない記憶へと変わる。受験勉強とはきちんと体系的にまとめられた長期記憶を頭の中に数多く残す行為ともいえる。」

いかがでしょうか。専門家の方が見ると、細かな突っ込みが入りそうな箇所があるかもしれませんが、私の記憶や受験勉強に対するとらえ方は概ね括弧書きの中と同様です。

短期記憶と長期記憶、そして復習による憶え直しが記憶の保持に与える影響を表したグラフが下記の「エビングハウスの忘却曲線」です。グラフから読み取れるように、数日以内に復習することで記憶の保持率が改善されています。

新しく憶えたことは数日以内に憶え直しが必要だと頭に入れておいてください。

理想としては、翌日に復習して、1週間後にもう一度復習するという間隔で憶え直す事です。

実際には、勉強以外の予定がありますし、そのとおりの間隔で憶え直す事は難しいと思いますが、
①何度も復習して憶え直すことが、長期記憶を増やす上で必要となる
②まず、翌日(ダメなら数日以内)、そして1週間以内(ダメなら2週間以内)に復習をすると、1度頭に入れた短期記憶を、忘れる前に長期記憶にすることができる。
という意識を持って学習を進めてください。

飛躍的に学習効率が向上すると思います。

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