世に出ている電験の参考書って、頑張ってわかりやすく作ってくれている感じは凄く伝わってくるものの、電気的な知識があることを前提に書かれていることが多く、「そこからじゃなくて、もう少し基礎的なことから説明してくれ~」ってよく思いながら勉強していました。
参考書に書いてある内容じゃよくわからないけど知りたいって今まで勉強中に思ったことは
高圧電気設備の保守管理の仕事をするのに、どうして
- 直流機、誘導機、同期機といった回転機械の勉強をしなければいけないのか
- 半導体の勉強をしなくてはいけないのか
- 自動制御の勉強をしなくてはいけないのか
- 電子回路の勉強をしなくてはいけないのか
といったことでした。市販の参考書ではこれに対する答えを書いているものがありませんでした。
では何が良いのかというと、工業高校用の電気科目の教科書です。中学を卒業して高校生になってで始めて電気を本格的に学ぶ生徒のレベルに合わせて、懇切丁寧に電気理論を解説しています。
例えば、実教出版の参考書ですが外観は
こんな感じです。数学の教科書と理科系科目の教科書が合体されたような中身になっています。図解や絵がふんだんに使われている為、とてもわかりやすくなっています。
私はこれらを購入して辞書的に使っていました。メインの参考書は「これだけ電験三種シリーズ」とし、これだけシリーズでわからないところがあれば、工業高校の教科書で調べていました。
このわかりやすい工業高校の教科書は、4月上旬にその年の生徒に行き渡った分の残り在庫が販売されます。しかも教科書なので、どの書店でも売っているというわけではなく、教科書取り扱い書店でのみ売っています。
アマゾン、楽天、実教出版のHPで買えないか試みましたが、買えませんでした。入手する手段は教科書を販売している書店に予約するのみです。
教科書を取り扱っている書店は「教科書 取扱 書店」と検索すれば、その都道府県の取扱書店を記載したサイトがいくつか出てきます。
4月上旬に工業高校の生徒に行き渡ってしまって、その後余った在庫分を購入希望者に販売してしまった後に購入を希望しても在庫がはけてしまってない場合がありますので、注文するタイミングにご注意ください。購入希望の場合3月までに申し込みをしてしまったほうが賢明です。
この勉強法で合格!電験三種合格体験記