できれば第一種電気工事士まで勉強しておいたほうが無難

第三種電気主任技術者(電験三種)

第二種電気工事士を先に勉強することも要検討。意外にそっちの方が早いかもで、第二種電気工事士の資格を持ってもいないし、勉強したことが無い人はまず、第二種電気工事士の勉強から始めたほうが、結果として合格が早まるかもということを書きました。

じゃあ、第一種電気工事士も先に勉強していた方が良いのかと問われると、回答としてはイエスです。

第一種電気工事士の勉強が思わぬ予備知識となる

私が試験勉強として過去問を勉強していたときのこと、計算問題で見たことない問題が出た年度がありました。解答読んだら、なんとなくわかったのですが、「じゃあどの参考書で勉強していたら解けていたんだ?」と自分の持っている参考書類を全て調べてみたのですが載っていません(当時は4種類くらいシリーズものの参考書を持っていました)。

結局そのときはモヤモヤした気持ちのまま、過去問の解答解説を繰り返し復習して、その問題と類似した問題が出たときには解けるようにはできたのですが、「どうすれば解けていたんだ」という気持ちは残っていました。

で、その後数ヶ月後、他の用事でジュンク堂に入って電験の参考書でわかりやすいのが出てないかな~♪と電気資格のコーナーに行き、ふと手にした第一種電気工事士の問題集に、ずっとどうすれば解けるんだと悩んでいた問題が出ていました。「なるほど、あれは第一種電気工事士の試験では結構メジャーな問題なのか」と悩みが氷解しました。

これが本試験だったら、第一種電気工事士の資格を持っている人と持ってない人とで1問の差ができていたわけです。(電験の試験で1問の差は大きいですよ。私は初年度の試験では機械で1問足らずに4科目1発合格を逃しました。ま、どの試験もボーダーラインの周りは1点や1問の差の中に全体の数割もの人がひしめいているわけですが)

最近の過去問を分析するに、電験の試験は今まで以上に広く(かといって決して浅くはなく)出題されているように見られます。

一端電験三種の勉強を始めた後に、第一種電気工事士の範囲まで勉強の範囲を広げるとボリュームが多くてこなすのがより大変となりますので、電験三種の勉強を始める前に、第一種電気工事士の範囲を勉強することをオススメします。学科で、60点取れるくらいまで勉強することが目安です。60点取ってしまったら、電験三種の勉強に専念しましょう。

そんな回り道は大変だと感じた人は、第一種電気工事士の参考書を一冊だけでも手元に置いて電験三種の勉強をしてみてください。私のようにつまづくことが無くなるか、減ると思います。

まとめ

電験三種試験の出題範囲は広くなる傾向にある。第一種電気工事士の試験範囲から出題されることもあるので、電験三種の勉強を始める前に、第一種電気工事士の学科の勉強に着手し、60点を取れるくらいまで勉強をしておく戦略もあり。

そこまで手が回らないという人は、第一種電気工事士の参考書だけでも、買って手元に置いておくことをオススメ。

Visited 149 times, 2 visit(s) today

コメント

タイトルとURLをコピーしました