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最近どこの企業でも人不足らしいですね。人不足による倒産件数が増えているとニュースになっていました。我がビルメンテナンス会社も例外では無く人不足です。ちょっと足りないとかではなく、だいぶ足りません。100人ですべき仕事を90人でやっている状況です。何とか現在の人数で業務を回してはいますが、超人手不足ですので十人単位で人を補充しなければならない喫緊の課題がある状態です。
企業が人を採用する方法は様々ですが、最近うちの会社の採用形態が変わってきた様に思います。端的に言うと転職エージェントが活躍する会社を使い始めたのです。
ここでは、そういう採用方法が増えてきた理由とそんな企業が増えてきた現状でどう立ち回ればいいかをご紹介します。
企業のホームページでの募集にそのまま応募したりしていませんか
企業が最も費用をかけずに人を採用する方法は
1.企業のホームページに人を募集していることを掲示
2.ハローワークに求人情報を掲載
3.既存の社員や社員の親族の紹介などの人を介する紹介
等です、これらに関する募集コストはゼロです。
応募者の方からしても、そっちの方が相手先(募集企業)の採用費がかからないので自分に対する印象は良いんじゃないだろうかと思ってしまうかもしれませんが、その人にかかる採用コストとその人への評価は全く連動していません。別の言い方をすれば全く関係ありませんので、そこは気にしなくていいところです。
というか、悲しいかな相手先(募集企業)のことを考えてホームページから応募したりすると、意図せず不利益を被ることがあるかもしれません。
意図しない不利益って?
ホームページの求人情報を見て応募してきた人達は、企業の求人情報に応募させていただくという気持ちの人が多くて、どうも提示された条件に対してそのまま受け入れがちというか、「自分はもうちょっとできるからもう少し給与条件を上げて欲しい」というような交渉を入れる人は少ないように思います。少ないというよりははほとんどないレベルだと思います。
それは、自分がこれから働く企業で図々しい奴と思われたくないという気持ちがあるのだと思います。でも、そういう気持ちで本来獲得することができた給与水準よりも低い水準で話が進むと数十万円~数百万円の損失が発生してしまいます。
例えば、等級で社員の給与水準を管理している企業の場合で、各等級の間が30万円ほど開きがあるとしましょう。そして、一度昇給すると次の昇給までには2年待たなければいかないという2年縛りがあるとしましょう。
そして、企業から提示された年間給与総支給額(税込み)がD等級の400万円だったとします。でも、応募者の経験と資格と年齢を考慮するともう二つ上のE等級の460万円が妥当な年間給与額でした。
ほとんどの場合、応募者は「こんなものか」「今は低いかもしれないが、入社してから頑張って認められればいいか」等と思うかもしれません。でも転職市場的に妥当な給与額が460万円位なら、その通りになるかどうかは別にして、それを絶対主張したほうがいいし、主張するべきなんですよね。
もしここで主張しなければ、一つ主張を我慢したが故に、60万円の差を2年我慢しなければならないので120万円の損失です。考え方によっては、スタートの等級が2ランク低いがゆえに今後の昇給がずっと2ランクずつ遅れて上がることになると考えれば、60万円×定年までの年数(ここでは仮に30年とする)=1,800万円が一つ主張を我慢したが故の損失です。
転職エージェントだとそのリスクを回避できる理由
そういった意図しない不利益(損失)を回避できる方法があります。それは転職エージェントが転職のコーディネートをしてくれる転職サイトを利用することです。
転職エージェントを使う7つのメリット
①内定後の条件(給与)交渉を委託できる
転職エージェントは給与交渉までしてくれます。なぜかというと転職エージェントの手数料は内定者の年収の30~40%が相場だからです。内定者の給与が高いほど、エージェントの手数料も高くなる為、こちらが希望すれば交渉をしてくれるはずです。遠慮せずにきちんと希望を伝えましょう。
②応募書類(履歴書、職務経歴書)を添削してもらえる
転職エージェントは何人もの求職者を就職に導いているプロなので、適確な添削とアドバイスをしてくれます。客観的な視点から応募書類に関するアドバイスをもらえるととっても安心です。
ここで、もらったアドバイスを活かして、検索型サイトに登録している自分のデータも更新してブラッシュアップさせることができます。そうすると、登録者のデータを見ている起業の担当者にもより良い印象を与えることが出来ます。(スカウトメールの数が増えるかも・・・)
③スケジュール感をつかめる
自分一人で転職活動をすると、例えば2ヵ月後までに内定を決めたいと考えている場合、いつ頃までに何をして、何社くらいにアプローチしておくとよいかということについて、経験を基にしたアドバイスをくれます。
逆算からはじき出したTO DOリストがあると励みになるのでだらだらしにくくなります。
ただし、焦らせるエージェントとは距離を置いたほうがいいです。
・即決を進めてくる
・希望条件と適合しないが、面接に通りそうな求人情報を紹介する
といったエージェントにはNOをいうか、距離を置いたほうが無難です。
④精神衛生上良い影響を与えることが多い
転職エージェントと連携を取りながら転職活動をしていると、自然に人間関係が出来てきます。本命だった企業の面接に落ちてしまった時でも、一緒に反省してくれる人がいたり、励ましてくれる人がいたりすると精神衛生上良好な状態を保ちやすいです。
落胆した時に、がっかりした気持ちを吐き出す先があるだけでだいぶ気持ちが楽になります。
⑤エージェントは企業側が持つ採用したい人物像を知っていることが多い
大企業であれば、ネットで検索すれば口コミが出てきますが、世の中大企業だけではありません。中小企業、地方企業となるとなかなか内部のことがわかりません。企業の外部の人間で、内部の情報を比較的持っているのが転職エージェントです。
・求める人材像
・今まで採用されてきた人のタイプ
・面接でよく聞かれること
・ペーパーテストがあるかないか
などは、転職エージェントが知っています。
全てのエージェントがこういった内容を知っているとは限りませんが、ネットの情報よりも詳しい情報を持っていることが多い為、この点でも転職エージェントを利用することは利点になります。
⑥複数社への応募が手間いらず
転職エージェントを利用すると、最初に履歴書と職務経歴書を作って渡してしまうと、以降エージェントがそれを使って応募してくれます。
⑦面接後落ちた場合、悪かった点を聞けることもある
転職エージェントがいなければ、「採用を見送らせていただきました。今後の就職活動をお祈りいたします」という定型文が送られてきて終わりですが、企業の採用担当者と接点があるエージェントがいれば面接で悪かった点を聞くことが出来ます。
理由無く落とされるのは、人格を否定されているようで大変ショックなものです。理由がわかれば、「今度はその辺を直せばいいんだ」と気持ちを切り替えることが出来るので、精神衛生上良いです。
転職エージェントを使うことで想定されるデメリット
コンサル型転職サイト(転職エージェント)のデメリット
①担当するエージェントに当たり外れがある
やはり、人がつく以上そのレベルに差があるのは避けられません。
・業界の知識に乏しい
・求人先の求める人物像を言えない
・転職エージェントの経験が乏しい(新卒)
・妥協や即決を求める
・希望と合致しない求人案件を紹介してくる
・連絡、レスポンスが遅い
以上の条件にいくつか当てはまるエージェントは要注意です。
極端な話をすると切った方が良いです。
外れのエージェントに流されて不本意な転職をしてしまうと取り返しがつきません。
合わないと思ったら、そのことをエージェントの変更を伝えるというのも手です。
エージェント型転職サイトのまとめ
<転職サイトまとめ表>
コンサル型転職サイト | |
PR内容 | 転職のプロが一緒にPR内容を考えてくれる |
利用方法 | 経験や希望を登録すると転職エージェントが求人情報を選び提案してくれる。転職エージェントと二人三脚で転職活動をするイメージ。 |
客観的な視点、添削 | 応募書類の書き方、面接での対応等を転職のプロが相談に乗ってくれる |
履歴書や職務経歴書 | 転職エージェントが書類を管理している為、作成するのは基本的に初回のみ |
総括 | 転職エージェントにも当たりと外れがある。有能なエージェントに当たればよいが、運の要素も大きい。エージェントをうまく活用することが大事。エージェントに振り回されないように注意。 |
費用 | 無料 |
面接後の情報 | ダメだったか、逆によかったのかはどこかを教えてくれることはある。 |
面接日の調整、採用条件の交渉(給与等) | 直接言いにくければ転職エージェント経由で行うことも出来る。 |
お薦めエージェント型はこちらの会社
なぜおすすめかというとこのサイト経由で、うちの会社にドンドン入ってきているからです。実績があります。
エージェントのメリットを体験する為には、サイトに登録しないといけませんが、求人を紹介してもらった、企業と交渉してもらったからといって必ずその企業に転職しなければいけないわけではありません。
自分の希望に合った企業と縁があれば転職するというということを最初に伝えておけば大丈夫。まずは転職エージェントというものがどんなサービスなのか、今の自分にはどんな内容の求人がどんなペースで紹介されるのか、いつか訪れるかもしれない転職活動の際に受けれるサービスを具体的にイメージする為に、転職エージェントと会ってお話してみると良いと思います。
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