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建設業経理士 資格

こうすれば合格!建設業経理士2級合格体験記

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建設業経理士2級を取ってきました。日商簿記2級を取っていたので、そんなに苦労せず取れるとは聞いていたのですが、やはり建設業会計の比重が大きい資格なので、未知の領域はあります。

今回も手を抜かずにいつもの自分の勉強法を駆使してしっかりと一発で合格してきました。

勉強する中で、質の高い参考書なんかもわかってきたので、こちらで紹介します。参考書選びさえ間違わなければ、この資格はそんなに難しい資格ではないと思います。

ということで、さっそく合格体験記です。

受験の動機

受験しようと思ったのは、

  1. 資格手当の為
  2. 一年に一つという資格ノルマの為

です。

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①資格手当の為・・・これが大きいですね。月に5,000円の資格手当になります。月に5,000円。独身だったら仲間と飲みに行けるし、家庭持ちだったら家族で外食できる金額ですから馬鹿になりません。

②一年に一つという資格ノルマの為・・・職業訓練校を卒業するときに担任の先生から「一年に一つ資格を取ると決めてきちんと実行していったら数年後にはもの凄く専門性が高い人になってるよ。」みたいなアドバイスをされ、それを忠実に守る為に受験しようと思いました。

試験の基本情報

試験実施回数 年2回
試験実施時期 3月上旬日曜日:春期および9月中旬日曜日:秋期(いずれも2017年実績)
合格点 いずれの科目も満点の70%の得点
合格発表時期  春期:試験の約2か月後、秋期:試験の約2か月後(いずれも2017年実績)
受験料 6,280円
合格率 35%~40%前後

※受験申込書で申し込む場合は上記金額に申込書代金310円(消費税込)の費用加算される。インターネットで申し込む場合は上記金額にネット申込手数料310円(消費税込)の費用が加算される。

調べてみた印象

  • 年二回試験を開催しているので、もし1度の受験で合格できなくてもすぐに再チャレンジできて助かる。
  • 満点の70%が合格ラインというのはほかの資格試験と比べても高めの印象。他のほとんどの資格試験は60%が合格ライン。10%上がるのはハードル高いので弱点の無い網羅的な勉強が必要とされる。

まずは過去問の分析を行った

どんな試験でも過去問分析から入るのが合格への王道です。今回使用したのはこれです。

3時間くらいかけてじっくりと過去問分析をした結果、わかったのは
まず、試験内容が

問題 内容 問題数 配点
第一問 仕訳問題 5問 20点
第二問 金額穴埋め計算問題 4問 20点
第三問 計算問題小 1問 14点
第四問 用語穴埋め問題や正誤問題、計算問題小 文章:4問程度、計算1問 24点
第五問 総合問題 1問 30点

ということ。それと、それぞれの問題の特徴でした。

<私の感じた印象と私の分析>

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第一問・・・仕訳の問題なので内容は容易。出題にはパターンがあるので、網羅性のある勉強を心掛けて弱点が無い様にしていれば得点源にできるはず。

第二問・・・穴埋め計算の問題。これも内容は容易で出題にはパターンがある。式や解き方を一つ覚えていれば解ける問題なので、これも網羅性のある勉強を心掛けて弱点が無い様にして得点源にする。

第三問・・・計算問題が一つ出るが、難しくない。

第四問・・・文章問題のところは得点源にできそうだが、常に満点を狙うのは厳しい感じ。計算問題は一つ出るが難しくはない。しかし、苦手分野を作っていてそこが出題されてしまった場合はそこに配点されている点数がぶっ飛んで死ぬので、苦手分野を作らないようにしなければならない。

第五問・・・一つ一つの仕訳は難しくはないが、仕訳後の集計をミスると連鎖的に複数箇所が間違えるので、慎重に集計作業を行ったほうが良い。満点は難しいイメージ。第五問で満点を狙う勉強時間があるなら、他の問題対策をしっかりしたほうが良いと思う。

まずは、パタ解き(建設業経理士2級 出題パターンと解き方)を読むことから始めた

前述したように、TAC出版から出ており、過去問題集でもあり、参考書でもあり、問題集でもあるこのパタ解きを読むことから始めました。建設業経理士の参考書ではTAC出版が他の出版社から頭一つ抜けています。非常に良い本がそろっていますので、このパタ解きが合わない人でもぜひ他で自分に合う参考書がないかTAC出版の本から探してみてください。

建設業経理士2級、評価の高いお勧め参考書一覧

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パタ解きの好きなところはいくつかあります。まずは、
①出題分析の質が高いところ

こんな表が載っているのです。これは大変勉強の役に立ちました。

②論点学習という進捗表が載っているところ

これがあるので、勉強初期の頃には勉強の進捗把握をするのに役立ちました。

③文章問題対策として重要用語一覧表が掲載掲載されているところ
第四問の穴埋め問題や正誤問題対策として、重要語句の一覧が掲載されています。場所は表紙の裏です。

これがあったので、第四問の文章問題対策はこの表を読み込むだけで終わりました。ちなみに本試験では文章問題は自己採点で満点でした。

勉強を始める前にある工夫をした

勉強を始めたのは本試験の2か月半前ですが、読み始める前にある工夫をしました。パタ解きの表紙に目次を貼ったのです。具体的にはこんな感じです。

<貼り付け前>

<貼り付け後>

こういう風に目次を貼ることで、自分が全体の中のどこを勉強しているかを意識することができますし、勉強初期段階でこれから学習する範囲の目次構造を把握することができる為、勉強した内容が頭に入りやすくなります。

また、勉強をしたところ、問題を解いたところは目次に書き込んでいき、既に理解していて反復回数を減らしていいところを把握していました。

写真だとこんな感じ

この写真の中に記入しているマークの意味は
― ・・・初見で解けなかったが、解説を読んだ後に解いて解答を再現できた
レ ・・・初見で解けたから、反復回数を減らしていい
という意味になります。(自分ルール)

最初の1ヵ月でパタ解きの参考書部分を読み終わった

勉強期間は2か月半でしたので、インプットに当たる参考書読みを約1ヵ月で一通りやってしまいました。もちろん完璧といえるレベルではなく、ひとまずはその時に頭に入ったと感じたというレベルです。

日商簿記2級を元々持っていたので理解につまづくようなことはありませんでした。勉強しながら思いついたこと、アイデアなんかは、忘れない様にパタ解きの1ページ目に書いていました。

こんな感じで

うまく写真が撮れておらず、写真からは何を書いているのかあまりわかりませんが、

・階梯式配布法とか相互配布法とかが混同しやすいので集中的に一度やって、違いを整理して記憶すべき
・解説だけ読んでわかったつもりにならないで、実際自分の手でもう一度解いて、解答と同じ答えになるかを確認しないと、わかったつもりで本試験で解けない問題が出てくるので注意

とか、そんなことを書いていました。

このアイデアを1ページ目にメモするのは、効果的なのでお勧めします。

次の一か月でパタ解きの問題を解きまくった

最初の1ヵ月で概ねインプットが終わりましたので次の一か月で問題演習を集中的にしました。問題は
・パタ解きの「Try it」という章末問題
・パタ解きの「パターン学習」
です。万全を期すためにどの問題も最低3回は解きました。

初見で解けた問題も次に解くときは解く時間が短くなるようにタイムアタックをして、単調にならないように、新鮮味を失わないようにしていました。

全問題を3~4週くらい解きまくったときから本試験に対する自信がでてきました。「こりゃ、いけるかもしれん」って感じです。

残り半月で過去問を解きまくった

残り半月で過去問を解きました。パタ解きには過去3回分の最新問題が掲載されていましたので、それらを本試験と同じように時間を計って解きました。
使っていたタイマーはこちらです。

音が出ない無音バイブタイマーなので、喫茶店や図書館といったタイマーの音を出してはいけないところで大活躍しました。もちろん家の勉強でも。

これらの過去問の演習でも各回3回以上解きました。既に満点をとれるようになった回でも、計算用紙の使い方で時間を短縮できないかを模索しました。

過去問での演習が終わるころには合格への自信がついているのを実感できました。

勉強中に意識した工夫

インデックスをつけて弱点分野をすぐに参照できるようにした

勉強がある程度進捗してくると、マスターしている分野が8割、まだマスターしていない分野が2割くらいになって、マスターしていない分野をパタ解きの中から探す時間が多くなるのですが、毎回目次を見てから該当ページを探す時間がもったいないので、インデックスをつけて1秒で探せるようにしました。

こんな感じアップだとこんな感じ

 

こうすることで、参照しやすくなったので、弱点分野をちょっとした隙間時間に見直すことができて、弱点分野つぶしが効率的になりました。

暗記物はカード化した

自分の勉強ではいつもそうなのですが、暗記物をカード化しています。

カード化っていうのは、名刺サイズの白紙カード(又はもう少し大きいカードになることもある)の表に暗記すべき内容のタイトルを書いて、裏に実際暗記する内容を書くというものです。公式とか、図とか表とかを暗記するのによく使っていました。

実際作ったものは建設業経理士1級の合格体験記の方で紹介しています。
建設業経理士1級 独学合格体験記②~2ヵ月目~
他の合格体験記も評価が高いのでぜひ見てください。2級の勉強に参考になるところもあると思います。
建設業経理士1級 独学合格体験記①~1ヵ月目~
建設業経理士1級 独学合格体験記③~3ヵ月目~
建設業経理士1級 独学合格体験記④~試験当日~

いざ本試験

順調に直前の勉強は進んだので、自分としてはやることはやった気持ちでした。人事を尽くして天命を待つという気持ちで本試験に挑みました。

本試験は大学受験の予備校の1室を借りて行われていたのですが、その予備校の建物の前でどこかの専門学校の職員らしき人が
「建設業経理士 1級受験者の方でしょうか。アンケートだけでもよろしいでしょうか。」と話しかけてきて、必死な形相でしたので、試験前に気持ちを乱したくないと思ってアンケートには応えず建物の中に入りました。

建物の中に入ってからは、他の資格試験と変わったことはありませんでした。時間になると試験官が入ってきて、試験の注意事項を説明して、試験問題を配って試験開始。いつもの流れでした。

唯一いつもと違ったことは、問題がすべて簡単に感じたことでした。みっちりと試験対策をした効果が出ていたのだと思います。手ごたて的には100点の手ごたえでした。

合格発表は2ヶ月後

合格発表は本試験の2ヶ月後でした。2ヶ月後の合格発表日の日に建設業経理士の試験HPにアクセスして合格を確認しました。満点の手ごたえがあったくらい自信があった試験でしたが、やはり受かるまでは本当に受かっているんだろうかという不安もあったので、合格が確定して安心しました。

その数日後に、家に封筒が送られてきていて、中を開くと合格証でした。ネットで合格を知っていましたが、やはりかっこいい合格証を目にすると「合格したんだなぁ」という実感がじわっと湧き上がってきました。

まとめ

合格体験記としては、以上ですがこの試験に(おそらく満点で)1発合格したコツがあるとすれば

  • 抜けなく網羅性のある勉強を心掛けて弱点を作らない
  • 一度解けた問題でも、考え込まずにノータイムで手が動くくらいまで反復を繰り返す

ということですね。

ちなみに、自分はパタ解きだけで合格できましたが、それは日商簿記二級を持っていたことで予備知識があったことが影響しているかも知れません。

パタ解きだけで勉強していて、この本だけでは足りないと感じたら、他の本も併せて勉強して下さい。
建設業経理士2級で評価の高いおすすめ参考書はこちら。

建設業経理士2級、評価の高いお勧め参考書一覧

これから受ける人の健闘を祈ります。



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