本気になったとある受験生の一日 平日編③ ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~

大学・高校受験攻略

本気になったとある受験生の一日 平日編① ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~
本気になったとある受験生の一日 平日編② ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~
の続きです。

一番参照して欲しいのは、平日編③の方ですね。一番差が付きやすいのが授業後の放課後や帰宅後の勉強内容と勉強時間を書いていますので、参考になるのではないかと思います。

平日編①では、起床から午前中の授業にかけての生活と勉強を、平日編②では昼休みから、6限目までの生活と勉強を書いています。一番参考にして欲しいのはこれから書く平日編③です。この記事では放課後から寝る前までの学校以外の勉強を書いています。

放課後

16:00 自主居残り勉強

やっと6限目まで終わった。さすがに疲労がたまっているけど、これからが他人と差をつけるところ、自分は運動部ではないので高校三年向けての最後の追い込み練習もなく、出席が緩い文化部で部活には出れるときに出ればいいので、今日は部活に行かないで勉強することにする。

売店でジュースを買って、教室に戻り外の野球部やテニス部の掛け声を聞きながら、ぼ~としながらジュースを飲む。至福の瞬間。疲労を体から追い出し、活力を取り戻すイメージ。

ジュースを飲んだら、16:15になっていた、これから18:00くらいまでが放課後のゴールデンタイム。今日の復習を30分くらいでしてしまって、残りの時間で学校のカリキュラム外の勉強をする。

今日は早稲田の政治経済学部の赤本を持ってきているので、過去問の傾向分析をする予定。慶應の経済学部の赤本は、何度もやり込んでいて、問題を見ると「これは〇年の〇番目の大問に出ていた」と言えるくらいに頭に入っているので、早稲田の政治経済学部についても同様にやり込むつもり。

そのレベルまでやり込んでいると、本屋で参考書や問題集を買おうか迷っているときに「この本のレベルは志望校レベルではない」とか「この本に載っていることは、過去問に出ていたのでこの本は志望校レベルの本なのでやるべきかも」とかそういうのがわかるようになってきます。

今日の時間割通りに、復習をする。エビングハウスの曲線的には、最初の復習は教わった当日や翌日等のできるだけ時間を空けないうちにやってしまうのがいいとされているので、その通りにやっている。

エビングハウスの忘却曲線を知って勉強を効率的にする

<今日の時間割>
補習:古文
1限目:数学
2限目:現代文
3限目:英語(reader)
昼休み
4限目:世界史
5限目:英語(grammar)
6限目:生物

復習に時間をかけすぎても勉強が前に進まなくなるので、授業の復習は30分程度を目安をつけてやる。教科書やノートをさらさらとめくり、目に映るものがきちんと理解できているか、重要語句を手で隠してもイメージできるか、数学ならば問題を見た時に解法をイメージできるかというようなところを意識しながら、30分で今日習ったことの復習を終えた。

一見めんどくさいことをしているように見えるが、これをやるようになって授業後に頭に残る記憶の量が飛躍的に増えたのを感じる。

今日の復習が終わったところで、自分が自主的に行う勉強に切り替える。18:00に帰るとして残り1時間30分くらい。集中しないと量をこなせない。
最近受験に必要な古文単語を全部覚えてしまおうとしているので、クラスメイトから教えてもらった語呂合わせの面白い単語帳『565 古文単語』の中で、40個を覚えることにした。

内容はすごく面白いものの掲載単語数は多くないので、これで主要な単語を語呂合わ背を使って楽しく印象深く覚えつつ、網羅性を持って覚えるために掲載数が多い『構文単語 650』で覚え漏れを無くすイメージ。

『565古文単語』を40単語分何度も数十分の間に読み込んで、8割くらいは頭に入った気がすると思った時点で、今度は次のページをめくりつつ、現代語の意味を目にしないように指で隠しつつページをめくって、頭に入っているかの確認をしてみると、覚えたつもりのものが結構あった。

そういう単語に印をつけて、覚え直しを6週目、7週目とやっていると全部頭に入った。覚えたつもりで頭に入ったという印が、3個以上ついたものは自分が覚えにくい単語と認識して、3日間くらいは何度も目にするようにしている。

この時点で18:00まで、あと1時間。残りの時間で『山川世界史の一問一答』をやり込む。

世界史は教科書の様に流れのある文章の中で重要語句を目にすることが多い。前後関係や文脈で人名、地名、条約名等の重要語句を覚えたつもりになってしまっているので、本当に理解して頭に入っているか確認するために1問1答を使っている。

これだといつも教科書で目にする流れと違った問われ方をするので、わかったつもり覚えたつもりの箇所をあぶりだせるし、短文の集合体なので、間違ったところは印をつけていれば、強弱をつけて管理しやすいので、滅茶苦茶使いやすい。全国模試で100位以内に入った実力の基礎はこの山川一問一答で作った。

疲れてきたのでポータブルCDプレイヤーでカフェの音楽を聞きながら勉強する。心地よい音で疲労が取れて、18:00までなんとか集中力を保って勉強できた。
勉強中に聞く音楽~何が一番良い?~

18:00 帰宅

電車の中で、「ターゲット1900」を開いてできるだけ覚えようとする。近くの女子校の可愛い子達の集団が自分の近くでわいわい騒いでいて非常に気になるが、できるだけ覚えようとした。

19:00 夕食

今日の夕食はカレー。疲れた日に自分の好きな夕食が出るとても疲れが癒される。父と母と弟とニュースを見ながら20分くらいで夕食を食べ終えた。

19:40 入浴

うちの家の入浴時間は早く、夕食を食べ終わると皆順番にお風呂に入る。自分は19:40に入浴した。風呂に入ったときはかなりリラックスできるので、自分が大学に入った後に楽しく大学生活を送っている姿をできるだけありありとイメージするようにしている。

こういう風にすると脳はその理想的な状況を現実のものと捉えて、それを実現するためにもの凄いやる気を起こすらしい。スポーツ選手のトレーナーをしている人の著書にそのように書いていたので採用した。

20:00 勉強 数学

夕食後の勉強が自分にとって一番実力が付く時間。今日は『大学への数学』を勉強する。

数学の問題集は基本的に青チャートを使っている。それは青チャートには網羅性があるから。青チャートでムラなく問題パターンを抑えて、大学への数学で難しく発想力が問われるような一つ上の問題パターンを押さえる戦略。

大学への数学を10問解いて答え合わせをしたら、3問解けていて、7問解けなかった。解けなかった7問の解説を読んで納得したら、解答を隠してもう一度解いてみる。

それでも、7問のうち2問は最後まで解けなかったので、わかったつもりになっていたということ。同様に繰り返して、今日解いた全ての10問を解けるようになって、数学の勉強は終わり。この時点で21:00、あとひと踏ん張り。

21:00 勉強 生物

夜は疲労がたまって、頭が働かなくなりやすいので、スイスイ読める実況中継シリーズを読むことにしている。今日読むのは生物のセンター試験対策の実況中継

1時間で50ページくらい読めた。最後の集中力を振り絞って読んだ感じ。疲れた。お疲れさまでした。

22:00 余暇時間

録画していたカウントダウンTVを見ながら、ピザポテトを食べて、カルピスウォーターを飲む一日の中の至高の時間。小説なども読んでみて、最高に楽しい。

23:00 歯磨きと明日の準備

そろそろ寝る時間。あまり夜更かしはしないタイプなので23時になったら寝る体制に入る。歯磨きをさっさと済ませて、明日の時間割を確認して必要な教材をカバンに入れる。

23:20 暗記モノの勉強

寝る前に暗記モノを勉強すると記憶の定着が良いと知っていたので、寝る前は暗記モノをすると決めている。今日は、いつも持ち歩いてスキマ時間に見ている「ターゲット1900」と放課後に暗記した「565古文単語」。20分くらいでできるだけ暗記して眠りにつく。

終わりに

いかがでしたでしょうか、割と根を詰めてスキマ時間を活かした1日だったのではないかと思っています。もっとしようと思えばできたかもしれませんが、多分きつすぎて3日坊主で終わってしまいます。これくらいの密度で、少しは余暇時間を入れた方が長続きするのだと思います。

スタート時の実力にもよりますが、これくらいの勉強密度のある生活を1年弱位くらい続ければ早慶に入る確率はグンと上がるのではないかと思います。

今回は本気になったとある受験生の平日編でした。
平日編の前々記事と前記事はこちら
本気になったとある受験生の一日 平日編① ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~
本気になったとある受験生の一日 平日編② ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~
本気になったとある受験生の休日編はこちら
本気になったとある受験生の一日 休日編 ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~

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