ビルメン(大手系列系)の給与や手取り、賞与(ボーナス)等のお金の話をまとめてみたよ

ビルメン・エンジニアへの就職・転職

前回の記事ビルメン(地方独立系)の給与や手取り、賞与(ボーナス)等のお金の話をまとめてみたよで地方独立系ビルメンの収入面についてまとめてみました。

今回は大手系列系ビルメンの収入についてまとめています。同じビルメンテナンス業界に属する仲間なれど、大手系列系と地方独立系の年収は大きく違います。大手系列系ならば世間一般並みの給与がもらえると言われます。つまり、地方独立系よりも多いのです。

その理由は鉄道、商業施設、ホテル、不動産等の業務を行っている親会社から安定して建物管理という仕事の受注をすることができるか否かという背景にあります。

大手系列系ならば、基本的に子会社のビルメンに建物管理の仕事を発注し、その子会社の売上に貢献しようとするでしょうから、何か特別の事情が無い限りは一度受注した物件管理の仕事は手放すことがありません。その背景により、無茶苦茶な値下げをして受注する必要が無く、安定して仕事があるという安心があるが為に社員にそこそこの水準の給与・賞与を分配できるのだと思います。

給与

それではモデル給与を示します。あくまでモデル給与であり、世の中にあまたある系列系ビルメン会社によって全然違うということご承知おき下さい。また、大まかに区切ってあるため、10代、20代等とと10年単位で表示していますが、21歳と29歳の給与は結構違うし、31歳と39歳の給与も結構違います。あくまで大まかな目安としてとらえてください。
10代:180,000円(144,000円)
20代:250,000円(200,000円)
30代:350,000円(280,000円)
40代:450,000円(360,000円)
50代:550,000円(440,000円)
※()内は税金等2割程度を控除した手取り想定
モデル給与としてはこんなところです。30代の手取りに注目したいのですが、月給としてこれくらい貰っていれば家庭を持って並程度の水準で生活できるのではないでしょうか。

賞与(ボーナス)

10代:500,000円(400,000円)
20代:800,000円(640,000円)
30代:1,000,000円(800,000円)
40代:1,200,000円(960,000円)
50代:1,400,000円(1,120,000円)
※()内は税金等2割程度を控除した手取り想定

こちらも世間並の金額はもらえてるんじゃないかと思います。世間並より多いんじゃないかと庶民の私は思ってしまいます。世間並みというのは幅の広い言葉なので、何を持って世間並みとするかで全然違ってきますが・・・。

賞与というのは、年に2回の楽しみであり、その金額は働くモチベーションに大きく影響しますので、賞与があまりに少ないと思える会社に勤務している場合は、割とマジに転職を検討するのもありなんじゃないかと思います。

決算賞与

会社としての業績が良かった場合、会社の予算を売上予算、利益予算を達成した場合に決算後に社員全員に(基本的には)支給される賞与です
業績に応じて、基本給与の1倍とか、1.2倍とか、1.5倍とかが多いみたいですね。2ヶ月以上となる会社もあるのかもしれませんが、そこまで支給する会社は私の付近には無いようです。

決算賞与という制度がない会社もたくさんあると思いますし、そういう制度があったとしても決算賞与が出るほど業績が多い年もあまり無いと思いますので、出たら長ラッキーぐらいに思っていただければいいと思います。

インセンティブ賞与

インセンティブ賞与というのは、個人の業績に連動する賞与です。営業職の人で「今期のインセンティブ賞与は結構あったよ」みたいな話を聞いたりします。

ビルメンテンテナンス会社にはインセンティブ賞与は無いと思ってください。それは、大手系列系でもビルメンテナンスである限り新規物件受注の営業目標の様なものはないからです。ただ、常駐管理をしている個々人のビルメンに対して、新規の物件を取ってこいなんていう目標は無いのですが、修繕工事の目標は課せられることがあります。

例えば、「その物件で物件オーナーと協議して定めた年間の修繕工事予算は必ず自社で受注して、+3%は新たに提案して受注してこい。」みたいな数値目標はあります。結構無茶苦茶ですよね。物件オーナーは物件オーナー側で定めた年間予算があるのにね。

それでも提案して修繕工事を取ってこいみたいなミッションインポッシブルな目標のせいで、病んでしまうビルメンもいるようです。

話がそれましたが言いたかったのは、たとえそれらの数値目標をクリアしても個人に対してインセンティブ賞与が出るようなものではありませんよということです。

他の系列系会社の商品販売

大手系列系でもビルメンテナンスである限り営業目標の様なものはありませんと書きましたが、例外があります。大手系列系ビルメンは文字通り“大手”の系列のビルメンテナンス会社に勤める設備管理員です。親会社である大手会社はビルメンテナンス会社以外に系列会社を持っています。

例えば、レストランを運営する系列会社であったり、はたまた不動産業を営む系列会社であったり、サブコンみたいな系列会社であったり。そういった系列会社の営業協力になるような案件を紹介したりするとインセンティブ賞与が発生する(こともある)というのは聞いたことがあります。

自分が知っている例では、系列会社の中にオフィスの賃借をメイン業務としている不動産業を営む会社があって、あるビルのワンフロア全部を借りてくれる大型のテナントを探していたところ、同じ系列系のあるビルメンがそこを借りてくれる会社を紹介して、そのまま契約まで至った暁には彼に300,000円入ったとかいう話です。なかなか太っ腹な話ですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか、「これくらいの給与・賞与を貰えるんならばビルメンテナンス業界に転職しようかな」と思った他業界の人、「系列系でこれくらいもらえているのなら大手系列系に行きたい」と思った地方独立系のビルメンの方、ネット上で良さげな会社を探してみてはいかがでしょう。

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年齢層別のビルメンテナンス業への転職事情はこちらのページを参照ください。
知っておくべき10代、20代(新卒、第二新卒まで)のビルメンテナンス会社への就職、転職状況
知っておくべき20代(中盤以降)のビルメンテナンス会社への就職、転職状況
知っておくべき30代のビルメンテナンス会社への就職、転職状況
知っておくべき40代のビルメンテナンス会社への就職、転職状況

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