本気になったとある受験生の一日 平日編① ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~

大学・高校受験攻略

半年くらい前に本気になったとある受験生の一日 休日編 ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~という慶應大学・早稲田大学を受験することを決めた受験生が休日にどんなことをどんな組み立てでどれくらいの時間勉強するのかを書き出しましたところ、このサイトの中で結構な閲覧数を占める人気記事になりましたので、今度は平日編を書いてみました。

平日編は3部構成になっています。
本気になったとある受験生の一日 平日編② ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~
本気になったとある受験生の一日 平日編③ ~慶應・早稲田に行くならこれくらい勉強しなきゃ~
一番参照して欲しいのは、平日編③の方ですね。一番差が付きやすいのが授業後の放課後や帰宅後の勉強内容と勉強時間を書いていますので、参考になるのではないかと思います。

目標:慶應義塾大学経済学部
慶應義塾大学法学部
早稲田大学政治経済学部
早稲田大学法学部
高校3年5月の平日の1日

午前

起床

進学校の受験生の朝は早い。2月に上旬から本格化する受験シーズン開始時期にはあと1年を切っているので、気持ち的には一段階ギアを上げて少し張り詰めた気持ちで生活している。

通常は6:00に起床。今日は8:00から希望者を対象にした補修がある日なので、いつもより早く起きた。あまりゆっくりしていられない。目覚まし時計の音で起きる。顔を洗ってシャキッとして、用意されている朝ご飯を食べる。6:00に起床した自分よりも早く起きて朝ご飯を作ってくれる母親に感謝。というか、朝起きるの早すぎるだろう。どうなっているんだ。これが、親の力というものか。

ささっと、テレビを見ながら朝ご飯を食べる。ごはんの時と、お風呂の時、トイレの時などのリラックスタイムには勉強のことを考えないほうがリフレッシュ効果が高いと聞いてからはそうしている。6時台なのにテンションが高いアナウンサーを見て高校生ながら、「大変な職業だなー」とか「きれいなアナウンサーだなー」とか考えながら食べていたら5分で食べ終わった。

6:15 歯磨き

歯を磨くときに、寝ぼけていた頭がスッキリし始めるのをいつも感じる。

6:25 着替え

学校の制服に着替える。髪型なんかは無頓着で分けているだけなので、こういうとき朝は楽でいい。

6:35 今日の時間割と持っていくものの再確認

一度時間割を前日と間違えて、全く関係ない教科の教科書や参考書を学校に持って行ってしまったときは、友達に借りまくったし人の教科書を使って勉強しているので書き込みなんかが全くできず、気分もそわそわして集中できなかったので、朝に再確認するようにしている。今日は間違いなし。
<今日の時間割>
補習:古文
1限目:数学
2限目:現代文
3限目:英語(reader)
昼休み
4限目:世界史
5限目:英語(grammar)
6限目:生物
放課後

6:50 登校

ドアトゥードアで40分くらいだから7:30には学校の教室に着くことになる。余裕を持って登校できて問題なし。電車で通っているが、電車の中で20分くらいは揺られるので、英単語帳を開いて記憶のメンテナンスをする。この時使っている英単語帳は『ターゲット 1900』

大変名著で、受験勉強をするうえでは必須の英単語が満載なので、4月から覚えている。4月に全て一度頭に入れてしまっているが、忘却曲線を考慮すると1ヶ月くらい後の忘れかけている時期に何度目かの覚え直しをして記憶のメンテナンスをすると長期記憶になって定着するらしいので、通学時間の細切れ時間に覚え直すことにしている。

エビングハウスの忘却曲線を知る

20分したら電車が高校の近くの駅に着いた。電車を降りて歩きながら、昨日勉強した内容を思い出してみる。きちんと参考書やノートを見て復習しなくとも、昨日の勉強範囲を思い出すだけでも記憶の定着が良くなるらしい。

昨日の夜は、世界史の各国史を勉強して、「ポーランドって何度も侵攻されたんだな」とか「第一次世界大戦当時のイギリスの三枚舌外交のせいで中東問題ってこじれてるんだっけ」みたいなことを思い出していたら、やっぱり詳細を思い出せないところがあるから、教室についたら確認しようとか思っていたら教室に着いた。

7:30 予習

教室に着くと、既に半分くらいの生徒が来ている。みんなにおはよーを言って、席について先ほど思い出せなかった世界史の内容をチェックする。

そして、補習の時間で勉強する古文の予習をする。今日の授業内容は助動詞なので、助動詞の一覧表で意味と活用を再確認する。

どんな教科でも予習をしていて、これから勉強するところはどういう内容のものなのか把握しておくと、実際習ったときに整理されて頭の引き出しに入っていくから、理解しやすいし記憶しやすい。予習は絶対おすすめ。

また、よくわからないところを明確にしておくと、そこをさらに意識して聞くことができるので、そういう意味でも予習は大事。

集中していたら、8:00になって、古文の先生が入ってきて補修が始まった。あっという間。昨日のテレビ番組のことで盛り上がっていたクラスメイトもいたが、昨日のゴールデン番組の時間帯は勉強していてテレビ見てないから加われないし、見てても多分加わらない。朝のスキマ時間こそが受験生にとってのゴールデンタイムだから。

8:00 補習

補習は古文。さすが進学校というべきか、どの教科の先生もわかりやすい説明なのでレベルが高い気がする。今日は最初に、5月に入って習ったことのミニテストをするらしい。古文を読むうえでの、古文常識を10問くらいテストにしていた。古文は得意なので楽勝。だてに古文上司が学べる少女漫画『あさきゆめみし』を読んでいません。

気になる人は全巻買う必要は無いと思うので、近隣の図書館に置いていないか調べて、置いていなければ又はなかなか借りることができなければ近くの漫画喫茶に置いていないか調べてみると良いと思います。最近はインターネットでその漫画喫茶の蔵書を調べることができる店舗もあるんじゃなかったっけ・・・。

ミニテストが終わって、助動詞の解説を受けた。助動詞の活用は呪文のように何度も唱えて口と耳と目に染み込ませていくのがいいらしい。

8:40で補習は終わり。9:00の1限目までは少し時間があるから、トイレに行って、少しばかり休憩。仲の良いクラスメイトと話して気分転換をする。

9:00 1限目 数学

今日の数学は、複素数の内容。教科書と学校指定の問題集に加えて、青チャートを学校に持ち込んで授業を受ける。自分が問題集を選ぶうえで、大事にしているのは全範囲全パターンをくまなく掲載しているかという網羅性、その点では青チャートは網羅的に出題パターンを掲載しているので、大変信頼している。

先生の授業を聞きながら、青チャートも開き、「あの説明内容で、実際の入試ではこんな感じで出題されるのか」と入試を意識して授業を聞く。先生の話で大事なメモすべき内容も、ノートや青チャートに書いていく。

そういうメモが後々の記憶の補強の元になるから。先生の話は、受動的に聞いたらダメ、能動的に聞けば、得られるものが最大2倍くらいになると体感している。集中力も増すし。
受動的な授業、能動的な授業そしてノート
学校での授業の受け方

10:00 2限目 現代文

自分はあんまり内職(授業中に他の内容の勉強をすること)が好きではないのだが、学校の授業の現代文はあまり成績向上の効果を得られそうもないので、内職をすることにしている。

こういうとき後ろの席なのがありがたい。たぶん先生からは見えてるだろうけど、できるだけ見えないように先々週の進研模試の現代文の問題文と解説を取り出す。そして、答えに至るまでの判断と思考プロセスをもう一度確認する。

これだといざ先生に内職を見つかったときでも、他の教科の内職をするよりも多少なりとも心象は良いはずだ。

11:00 3限目 英語(reader)

英語は好きな科目なので、午前中の楽しみになっている。でも内容が好きかというとそうでもなく、数学や現代文などと違って安定的に点が取れるのが好きなのかも。

readerの様な英語長文読解の授業を受けるときは、授業内容となる教科書の英語長文を全ページコピーしてノートの見開き左ページに貼り付けている。そして授業の板書屋自分なりに気づいたことやメモを右ページに書き込む様にしている

ひと手間あるが、高校三年が始まる4月に新しい教科書をもらったときに1時間くらいかけてやってしまえばいいので、大した労力じゃない。でもこれをやるようになって一気に英語の成績が伸びたので、勉強の工夫の重要性を再確認できた。

先生の解説を一生懸命聞いて、集中して疲れた。午前中はこれで終わり、お疲れさまでした。

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