From West New(旧ビルメン案内所)

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AI(人口知能)にビルメンの仕事が奪われるなんて心配し過ぎですよ

投稿日:2017年4月2日 更新日:

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AIに仕事を奪われる職種ランキングが発表された

先日、AIに仕事を奪われる職種として、ランキングが発表されているのを目にしました。

機械が奪う職業ランキング(米国)の上位15位を抜粋。
1.小売店販売員
2.会計士
3.一番事務員
4.セールスマン
5.一般秘書
6.飲食カウンター接客係
7.商店レジ打ち係や切符販売員
8.箱詰め積み降ろしなどの作業員
9.帳簿係などの金融取引記録保全員
10.大型トラック・ローリー車の運転手
11.コールセンター案内係
12.乗用車・タクシー・バンの運転手
13.中央官庁職員など上級公務員
14.調理人(料理人の下で働く人)
15.ビル管理人
<出典:週刊ダイヤモンド>

我らがビルメンテナンス業も見事に15位にランク入りしており、会社の中でも休憩時間などでちょっと話題になりました。

ネガティブな話題に敏感で、悲観的な人は「あと10年くらい務めさせてくれれば定年だから、それまでAIに代わるのは勘弁して欲しいな」みたいなことを言っていました。さらには、「仕事を奪われるだけじゃなくて、AIが人間を支配するようになるかもよ」みたいなコメントをする人も。

あの...会社や世の中がコンピュータにのっとられるようなイメージしていませんか?ここは映画「ターミネーター」の世界ですか?(例えが古いか)。

よくわからないAIという万能感のある技術革新が連日ニュースに挙がり、ぼんやりとした不安を持っているのはわかりますが、心配のし過ぎだと思います。

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未来は人間の思うようにならないことだらけ

よく思うことなのですが、未来は人間が思うようになりません。自分が小学校の頃には、塾の先生に
・君たちが大人になるくらいには、リニアモーターカーが日本中に整備されている
と言われて、そうならないまま大人どころかおっさんと呼ばれる世代の中堅ポジションまで来てしまいました。
その言葉を聞いていた当時は、まったくその通りだと思って聞いていたのに、不思議ですね。

また、当時はバブルがはじけた後で大変な不況でした。株価は毎日下がっており、ニュースで株価のことが取り上げられると下がったという内容ばかり。そのとき、大人が言っていたことは
・10年くらいすると、また景気が回復するだろうな
ということでした。結果は、景気が回復するまで10年どころか20年以上かかりましたが、未だにバブル最盛期の日経平均の半分くらい価格です。

他には、
・君たちが大人になったときには英語とパソコンが必須だぞ。その二つは両方できるようにならないといけない
と言われていました。実際どうでしょう。パソコンは確かに大いに普及し、タッチタイピングができないと仕事用の書類はスムーズに作れませんし、エクセルとワードくらいは書類作成で使うレベルにはできた方がいいと思います。プライベートでもインターネットなしではとても不便に感じます。がしかし、逆に言うとその程度できるだけで普通に生活することはできます。プログラミングができるレベルに達することは今まで一度も求められたことはありませんし、大多数の人にとってもそうだと思います。

英語に至っては、全く必要性を感じたことはありません。外国人と日常会話をするくらいの英会話能力はありますが、仕事で英語力を求められたことは数回しかありません。意識高い系の人と会話するときに「エビデンスはあるの?」「社内コンセンサスは取れているの?」と言われて、「エビデンス?あぁ、根拠のことね」とか「コンセンサス?あぁ、同意のことね」とわかったくらいです。

人間が将来こうなるというようにはなかなかいかないものです。

こんな例でもわかる、未来は人間のイメージ通りにはなかなかならないということ

他にもこんな例があります。これは昭和の時代に作られた未来はこうなるというイラストです。

今なってないですし、こういう方向にも向かっていないですよね(笑)

他にも、未来の人はタイツみたいなボディスーツに身を包んだり、未来の車は透明な大きなチューブの中を宙に浮いて走るという様に予想されていました。
これも、今そうなっていませんし、そういった方向に向かうこともないと思います。

なぜ、ビルメンテナンス業界はAIに仕事を奪われないのか

それは、ビルメンテナンス業務は現業だからです。(現業:現場作業を行う業務を指す)
・大便器が詰まったら、又は小便器が詰まったら、誰が詰まりを直すのでしょう。
・巡回検診をしながら、異音、異臭がしないか、前日の巡回時との違いは無いか等の様に、五感を働かせて現場の不具合調査をするのは誰がするのでしょう。
・基本的な中長期計画を参考にして、実際の現地の劣化状況を勘案しつつ中長期計画の計画の練り直しをするのは誰になるのでしょう。
・テナントの営業中に、空調から滴り落ちる結露水を拭きに行く作業をする場合、店長への説明や承諾の受領等の渉外行為は誰が行うのでしょう。
いずれもAIには代替できないのだと思います。

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このランキングを作った人は、全ての職業を経験したわけでは無く、この職業はこういうことを仕事としてやっているのではないか、それならAIに代わられる可能性が高そうだという想像で書いている部分が多いのではないかと思います。なので、実態と違うようなランキングになっている可能性があります。

AIには取って代わられないまでも、遠隔監視装置には代わられる面もある

過去記事最近竣工したビルの特徴(遠隔監視ビル)でも書きましたが、最近竣工したビルではいろんな設備が遠隔監視されていて、空調に不具合が発生してリモコンにエラー表示したとき、閉まるべきどこかの扉が未施錠だったとき等、様々な設備不具合でセキュリティ会社から電話がかかってきて、「こうこうこういう警報が出ていますが、異常はありませんか?」と確認の電話がかかってきます。

空調の不具合でセキュリティー会社から電話がかかってくるのが驚きですが、とにかく高いレベルで遠隔監視されている為、常駐ビル管理員の人間をオーナー会社から減らされたことはあります。しかし、減らされただけです。結局のところ現業部分があるので、完全に機械やAIに成り代わることはないと思います。機械やAIがこなせる領域を増やしてくる前に、しっかりと資格を取って専門性を向上させ、機械やAIさらには同僚ができないことを増やしておくといいと思います。

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