第一種衛生管理者、評価の高いお勧め参考書一覧

衛生管理者

2017年1発目に取得した資格は第一種衛生管理者でした。詳しいことは合格体験記の方で書きたいと思いますが、この資格は実は1回落ちています。幸いにして1ヶ月に1回実施されている試験でしたので、すぐに受験し直して2回目で取りましたが、合格率が50%~60%ぐらいの試験で一度落ちたというのは、結構ショックなものでした。

他の難関資格をいくつも一発で取ってきたという自負とプライドが知らず知らずのうちに出来上がっており、自分は受かるだろうという自惚れがあったのだと思います。

合格率が高い割には勉強しにくい試験だなぁと勉強しながら思っていました。2回目の受験の時に参考書や問題集をじっくり大型書店で吟味したのですが、もっと早くそうすべきだったと、自分の試験に対する準備不足を痛感しました。

市販されているどの参考書や問題集でも受かるという試験ではなく、質の高い参考書で効果的な勉強方法で勉強しなければ一発で受かる試験ではありません。ここでは大型書店で1時間かけてじっくりと吟味した質の高い参考書や問題集を紹介したいと思います。

参考書・基本書

第1種衛生管理者集中レッスン

長所

・テーマ別に見開きで完結しているのが良い。見やすい。
・右ページの“ここがポイント”や“ナビゲーション”という要点まとめの箇所で、コンパクトに復習できる。最初のうちは“ここがポイント”や“ナビゲーション”を中心に復習するだけで記憶の幹ができるので、その後は過去問題集を回すだけでしっかりとした枝葉ができてくる。
・赤い半透明のシートがついていて、そのシートでテキストを隠すと重要箇所である赤文字が消えるので、しっかりと頭に入っているかのチェックができる。
・過去問などをこなしていく中で、他のテキストに書いていないことが書いていることが多いので、辞書的に使える。
・本試験に出題されるレベルを超えて、詳細に記載されていることもあるので、実際に衛生管理者に任命されたときに参照するのに役立つ。

短所・懸念

・詳細に書かれている項目が多いので、本試験に合格することだけに焦点を当てると必要でないように思えることまで書かれているので、この本をしっかり読むことが、効率的な勉強にならないこともある。
・最近の本試験はこの本でも載っていないことが数問ある。(他の本にも載っていないことがほとんどなので、この本のせいではないが・・・)
・本試験では「関係法令」と「労働衛生」の分野は有害業務と有害業務以外の出題にわかれるのだが、この本ではそういった構成になっていないので、例えば第二種衛生管理者を取得したのちに第一種衛生管理者試験を受ける人は「関係法令」と「労働衛生」の有害業務に関するところのみ勉強すればいいのだが、結局全てを読むか、自分で1ページ1ページ有害業務か有害業務以外の範囲かを判定しなけばならず、効率的な試験勉強とはならないこともある。

わかるわかる!第一種衛生管理者試験

長所

・体系的にわかりやすく整理されて掲載されており、構成としては勉強しやすい作りになっていると感じる

短所・懸念

・解説の「わかるわかる」という補足説明箇所の枠が目立っており、目次等の本来の構成が目に入りにくいページレイアウトになっている。
・テキストの中に過去問題が多く掲載されているので、そういった構成が使いにくいと感じる人にはお勧めできない。

過去問題集

第一種衛生管理者過去8回本試験問題集

長所

・大型書店で販売されている第一種衛生管理者の過去問題種の中では、一番掲載回数が多かった。大型書店では掲載回数が6回分の過去問題集が多かったが、自分の体感としては第一種衛生管理者試験を一発で確実に合格する為には6回分の過去問題では足りないので、8回分掲載されているこちらの方が良いと感じた。

短所・懸念

・出題傾向の分析が2ページしかないので、もう少し突っ込んだ深めの分析があると勉強しやすかった。
・年度別分野別の出題実績表が掲載されていないので、過去の出題回数が多いところから勉強をするようなスタイルの人は物足りなさを感じるかもしれない。

第1種衛生管理者過去6回問題集

長所

・前述の「第1種衛生管理者過去8回過去問題集」に比べて大きめの文字で作成されているので、大きい文字の方が見やすくて勉強しやすいという人にはいいかもしれない
・出題傾向の分析が8ページにわたって掲載されている。かなり深く、そしてよく出るところが簡潔にまとまっている。試験が終わってみて気付いたが、勉強期間中に自分が作っていた要点まとめノートに載っている内容とかなり似ている。この8ページの出題傾向分析(要点まとめともいえる)を読むだけで、4割~5割程度の得点力はつくのではないかと思われる。
・年度別分野別の出題実績表が3ページにわたり掲載されているので、出やすいところから勉強するといった得点力をつけることを第一とした優先順位の勉強ができる。

短所・懸念

・ほとんど試験で過去問を10回分こなして、いずれの回でも9割以上得点できるようにしておけば、まず合格できるという実体験を根拠とした体感があったので、6回の掲載回数というのは少ない気がした。できれば少なくとも前述の第1種衛生管理者過去8回本試験問題集同様、8回分の掲載が欲しかった。

一問一答

U−CANの第1種・第2種衛生管理者これだけ!一問一答&要点まとめ

長所

・コンパクトに要点がまとめられており見やすい
・半透明な赤シートで重要語句を消すことで、頭に入っているか確認することができる

短所・懸念

・特に無し

これだけ覚える衛生管理者第1種、第2種

長所

・要点まとめ部分の比率は「U−CANの第1種・第2種衛生管理者これだけ!一問一答&要点まとめ」より多い
・見開きページの下にゴロ合わせが掲載されていて覚えやすい

短所・懸念

・掲載問題は「U−CANの第1種・第2種衛生管理者これだけ!一問一答&要点まとめ」と比べて少なめな印象(でも、それは問題集や過去問題集の併用で補てんできる。単純なポケット暗記集としての用途であればこちらがお勧め。)

まとめ

テキストは

過去問題集は

+αのポケットテキストとして

がお勧めです

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