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勉強計画 大学・高校受験攻略

大学受験基本戦略

投稿日:2017年2月25日 更新日:

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4月は新学期が始まる月です。4月から受験生となり、気は焦っているが、何をどうしていいかわからないという人の為に、私だったらこうするという例を書いていきます。

ここで紹介するのは大枠の話です。細かい解説やテクニックはこのサイトのほかのページを参考にしてください。

この時期、自分は将来何をしたいのか、自分にとって何が大事なのかと日々いろいろ悩むと思いますが、この例で少しでも悩みが軽減できれば幸いです。

まずは、自分の将来をイメージしよう

過去記事なぜ勉強をするのかで記しましたが、高校三年生になった時点で、将来のビジョンを明確に描けている人は少ないのではないでしょうか。何となく大学に行ったほうが無難な様だから大学に行くという人がほとんどだと思います。

その動機で勉強することは悪いことではありません。しかし、大学にとりあえず行っておこうという動機で大学受験の勉強をするのであれば、後になって受験生のころの勉強を思い出しても後悔しないぐらい納得いくまでやったほうがいいと思います。そして世間一般で言われる偏差値が高いといわれる大学へ進学したほうがいいでしょう。(あくまで、将来のことがまだ具体的にイメージできていない場合の話です。動物が好きだから獣医になる為に獣医学を勉強するとか、実家のお寺を継ぐために仏教大学に進学するとか、既に気持ちがある大学や学部に固まっている場合はこの限りではありません。高校生の時から具体的な将来のイメージを描けるのは非常に素晴らしいことですし、高校生の時にそういうイメージを持てなかった私としてはうらやましくもあります。)

志望校の決定

私がお勧めするのは4月の段階で志望校をいくつか決めてしまうことです。志望校を決めてしまうことで、その志望校の出題傾向に合った対策を効率的に行うことができます。大学や学部によって入試問題の問題形式は、ときに全然と言っていいほど違いますので、どの大学のどの学部の出題形式にも対応できる実力を身につける為の勉強をするというのは、あまり現実的ではないと思います。

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最終的にそんな実力がついているのは、東大合格者の中でもトップ300人ぐらいではないでしょうか。日本全体の大学受験生の中でも割合的に1%にも満たないと思います。ほとんどの人が最終的にその実力までたどりつかない為、4月から本格的に受験勉強を始める受験生もそこを狙うのはお勧めしません。

結果として、その実力までなるのは大いに結構なのですが、年末頃まで志望校を決めずに漠然と勉強して、年末ごろまでについた実力で行けそうな大学を受験し、受かったところに進学するという様な無計画型になるのは避けたいところです。

そうはいっても、ほとんどの受験生は無計画型で志望校に焦点を合わせない勉強をしています。年間の計画と志望校対策をきちんと早期からできていれば、それだけでスタート時点から有利な状態にあるといえます。

そういった理由で、まずは志望校を決めることをお勧めします。志望校を決めるためには、大学の後のことまで考えた将来の自分のイメージをすると良いでしょう。

将来の自分のイメージをし、こういう仕事をしてみたい、その為には○○大学に行くことが近道ということがわかればその大学(あるいは学部)が志望校になります。
例えば、「これから日本の送電・配電環境は大きく自由化されるだろうし、電気の仕事はなくならないと思うので、大きなチャンスがありそうな電気の勉強をしたい」という考えがあれば、電気工学科や電気科の様な名前がついた学部を目指すと良いでしょう。そして、そういった学部を卒業した場合の具体的な就職先をネットで探します。

気になる大学や学部があれば、パンフレットや願書を手に入れておきます。パンフレットや願書は志望校に関する詳細でリアルなイメージを得る為に最適な資料です。勉強のやる気がなくなったときも、パンフレットや願書を見て気持ちを奮い立たせることができます。

大学や将来就きたい仕事のジャンルを調べる作業は時間がかかって大変ですが、この作業を通して志望校や自分の将来に対するイメージや願望をより明確に持つことができるようになり、明確なイメージや願望は長い受験生活の中で、心の底から湧き出るやる気の源となりますので、頑張りどころです。

そして、ある程度ネットで調べたら、次は身近な大人に聞いています。いちばん身近な大人は両親でしょう。まず両親に聞いてみます。「○○大学の○○学部を出ると○○になるのに近道って聞いたけど本当?」と聞けば、両親は自分たちの見聞の中から「そうだね。○○も勉強しておくともっとなりやすいね。」とか「その職業は凄く狭き門だから、なる為には運が必要だと思うよ。なったあとは、○○が大変ってよく聞くなぁ。」とか役立つ情報を教えてくれるはずです。

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私も小さい子供がいますので、親の気持ちがよくわかるのですが、皆さんの親は皆さんの将来のことをとても心配していると思います。子供が自分の将来のことを真剣に考えているときに、何か力になってやりたいというのが親の本音です。親は皆さんよりも何十年も多く生きていますので、世の中の仕組みに関する知識は圧倒的に皆さんより多いです。ぜひ、親の協力を得て将来のことを検討してください。

そして、将来のことは先生にも聞くと良いでしょう。毎年受験生の将来について相談を受けている先生は、たいていの分野の職業のことは知っています(程度の差はありますが)どの学部がどの職業に就く近道かということや、その職業の何が大変かというリアルな情報を知っていると思います。ぜひ、先生にも相談してください。

ただ、1点留意してほしいのが、先生はどんなことにでも否定的なことは言わないだろうということです。例えば、銀行員の映画やドラマを見て「自分は将来凄腕のバンカー(銀行家)になりたい」という興味を持ったとします。おそらく先生は「そうか、頑張れよ」等と背中を押すようなことを言ってくれると思いますが、新人銀行員は金融商品の販売ノルマの嵐でスタートし、激務といわれる非常にハードな仕事をこなします。メガバンクでは入社3年で同期が3割辞めていき、30歳の時点では4割程度しか残らないと聞いたことがあります。

結構有名な話ですから、先生も知っているとは思いますが、将来に目をキラキラさせている学生にはそういったマイナス面を言いにくいものです。私でも「そうか、頑張れよ」と言うと思います。人によっては販売ノルマもなんのそので、ケロっとして業務をこなし、出世していくかもしれません。誰しも自分のおせっかいで、人の将来の可能性を狭めたくないものです。ですから、先生のアドバイスは基本的には“いいことだけ”ということを頭の隅っこに置いていて下さい。

志望校は4月中旬頃には決めておきたいものです。

志望校が決まったら過去問題を分析

志望校が決まったら、過去問題を分析します。過去問題集は何でもいいのですが、大学受験の過去問題といったら定番の“赤本”を使っていました。
仮に早稲田大学の政治経済学部だったら今出てるので一番新しいのはこれですね

この本を見て、志望校の志望学部はどんな科目で受験できて、それぞれの配点はどれくらいなのか、どんな内容が出やすいテーマなのか、どの深さまで問題として出されているのか、等を分析します。

この段階では、実際過去問題を解いてみても半分もできないと思いますが、問題を覚えることも分析の一つであり、問題を覚えやすくする為にも一度解いてみることをお勧めします。本試験では60分制限となっている問題も、そもそも解けない為15分くらいで解けるところを解いてしまうかもしれませんが、それでもタイマーで時間を計って解いたほうがいいと思います。解けないとわかっていても、何とか解こうと取り組んだほうが頭に残ります。

過去問題10年分を分析し、傾向をつかみます。
10年前~6年前までの問題は、解いて見て問題を頭に入れます。「〇〇の問題が出たのは〇年の大問〇」と言えるまで頭に入れることが必要です。
5年前~昨年分は、本試験が近づいた直前期に実力の確認をする為に使います。ただ、もしかしたら直近で傾向(出題パターン)が変わっているかもしれませんので、問題文を読み込まないようにして、傾向(出題パターン)だけはこの時点でチェックします。

そして、解いた問題で、わからなかったところは解説を見て、それでもわからなければ調べてみて解けるようにします。そこまで復習をしていると、志望校試験問題頻出のテーマが自然に頭に入ると共に、出題される問題の深さと特徴が頭に入ります。

そうすると、今後試験当日まで参考書を本屋さんで選ぶ時に「この参考書では試験に必要なレベルの内容が書かれていない」とか「この参考書を頭に入れれば、よく出やすいあの大問対策になりそう」といったことがわかるようになります。出題傾向と離れた参考書に時間を費やしてしまうという非効率的なことをしなくて済む事になります。これは年間の勉強時間の数百時間を節約したことに値するような非常に効果的な取り組みです。

過去問の分析と記憶は4月中に終わっておきたいものです。

 

過去問題が頭に入ったら平易な語り口調の参考書を読む

高校3年生の4月ですと、灘高校や開成高校といった全国的な進学校で無い限り、実学習分野があるのが一般的です。高校3年生の夏休みまでには高校で学習すべき範囲の全範囲の学習を終わらせるところが多いのではないかと思いますが、それでは遅いペースです。全国的な進学校のペースに少しでも追いつく為には高校3年生の4月には未学習分野に着手しておくことが望ましいと言えます。

とはいえ、未学習分野を教科書だけを頼りに学んでいくのは難しいもの、わからない概念や理解できない展開につまづくこともあるでしょう。

そんなとき、教科書を読む前に、語り口調で書かれた平易な参考書で学ぶことをお勧めします。具体的には

このようなものです。このリンクは英文法の実況中継ですが、これは代表例として掲載したもので、この実況中継は私が高校生だった1990年代後半には目新しいものでした。この実況中継シリーズは、このレベルまで砕いた説明を記載している参考書の先駆けだったと思います。今は実況中継シリーズ以外にも多くの平易な語り口調の参考書があります。本屋さんでぜひ探してみてください。

私に一番なじみのある参考書が実況中継シリーズなので、以降平易な語り口調の参考書を実況中継と表記しますが、実況中継は一冊3時間などと目標を決めて、タイマー等で時間を計りつつ、締め切り効果によって集中して取り組むと良いでしょう(過去記事:集中力を高める方法①~タイマーを使う~

実況中継を何科目分で何冊買うかにもよりますが、各冊子とも最低3回は読み込むことが理想です。締め切りとしては5月中ですが、学校の勉強や他の受験勉強も進める必要があるので、相当タイトなスケジュールになるかもしれませんが、ここが頑張りどころです。

夏休み前に模試を受ける

実況中継を5月中に読んでしまうと次の中間目標は夏休み明けの実力テストになるわけですが、そこまでは3ヶ月程ある為、何か目の前の目標が無ければ中だるみしてしまいそうです。そこで、模試を短期目標として使います。できれば1ヶ月に1つは模試を受けると良いでしょう。模試の度に「〇月の模試で、偏差値総合60」とか「志望校判定C判定」とか、自分の現時点の実力と相談して1ヶ月程度頑張れば届きそうな目標を立てます。そうやって、小さな目標を少しずつ設定し、それらをこなせばいつの間にか大きな目標に近づいているというのが理想です。大人の仕事の世界もそういったやり方で進められている事がほとんどです。

目標を達成したら、自分で自分に報酬をあげるのがいいですね。私が高校生だったら、「次の模試で志望校B判定だった場合漫画を3冊買う」とか「・・・場合漫画喫茶5時間パックに行っていい」とかにすると思います。(漫画好きなもので・・・)そうやって、頑張った後に結果が出た場合の喜びを脳に覚えさせておくのはいいことだと思います。

そうやって、6月・7月の中だるみを防ぎます。

夏休みは猛勉強の時期

「夏を制するものは受験を制す」という言葉にもあるように、夏は受験生にとって明暗を分けるような非常に重要な時期です。(参考:過去記事「勉強に関する名言」)
2学期以降は誰だって焦って勉強しますから、そんなに差は開かないし、逆に縮まらないです。夏休みは1ヶ月以上ある為、勉強を後回しにしてダラダラと過ごす人もいる一方で、わき目も振らず勉強に打ち込む人もいます。夏休みの約40日で本当に大きな差が付いてしまいます。夏休み頑張って、志望校A判定を出しておいて、2学期以降は気持ちに余裕を持って勉強をして先行逃げ切りタイプとなるのが理想です。

過去記事受験生の年間勉強計画~基本編~でも述べましたが、理想は夏休みが終わってすぐの模試で志望校A判定です。しかし、ほとんどの現役受験生は夏休み明けの模試でA判定を取る事は難しいでしょう。この時期のA判定は、惜しくも半年前の入試本番で敗れた浪人生達が占めます。現役受験生は、1年間猛勉強することで浪人生達に追いつき、追い越さねばならないのです。

そういった理由でA判定は難しくとも、B判定には持っていって欲しいところです。

しかし、もし夏休みの終わりの模試の時点でE判定で非常に厳しい状態だったら、志望校変更も検討した方がいいと思います。何が何でもその大学のその志望校にこだわりがあり、今回の受験で駄目だった場合、浪人してでももう一度受験するという気概があるのならば別ですが、一般的には志望校を変えるか、現実的な志望校としてもう1校考えた方がよいでしょう。その場合、4月から5月にかけて行った志望校の再検討、過去問題の分析、インプットの作業をもう一度行うことになります。未学習分野はほとんど無いと思いますので、今度は前回よりも速く終わるはずです。

夏休みは1日中勉強しましょう。というと、初日に16時間くらい机に座って、へとへとになってしまい、次の日は12時間くらいになって、3日目には8時間くらい、4日以降になるとかろうじて机に8時間座っているものの、実際勉強している時間は半分くらいという人がよくいます。約40日という長丁場の勉強ですので、気合や意気込み先行のものではなく、自分の持久力・体力と相談して継続できるぐらいの量をこなすと良いでしょう。私の場合、8~10時間くらいでしょうか。それ以上出来る日もあるでしょうが、例えば12時間を前提に計画を立てると、ちょっと用事が入ったり体調が悪かったりすると修正する幅が無いので続かなそうです。

8~10時間集中して40日勉強できればそれなりの実力が身につきますので、自分を信じて頑張ってください。

夏休み明けの9月・10月の勉強

夏休み後の模試の手ごたえにより一喜一憂している時期だと思います。もはやこの時期になると完成度に大きな個人差が出てくる時期であり、一様なアドバイスをすることは難しいのですが、どんな完成度の人にもお勧めしたいのは苦手つぶしを行うということです。

苦手分野があると、まだ合格に近いとは言えません。苦手分野が大問として出題されると、撃沈です。もう1年勉強することになりかねません。そこで、意識的に苦手分野を潰すことになりますが、効果的なのはまとめノートを作成することです。
作り方の参考はこちら
受動的な授業、能動的な授業そしてノート
こうすれば合格!電験三種合格体験記
自分自身の経験則から述べると、苦手というのは大きく分ければ
・必要なことを記憶していない
・整理されるべき概念がごっちゃになっていて、正しく識別されていない
が積み重なっているものですので、覚えるべきところは覚えて、整理するところは整理すれば苦手対策になります。

苦手対策をする上で、外して欲しくないポイントは“市販の要点ノートを眺めたり切り貼りしただけで終わらない”ということです。一見すると時間がかかっておらず効率的に見えますが、もともと苦手だった分野の概念は眺めたり切り貼りしただけでは頭に入っていきません。何か自分で補足説明を入れたり、蛍光ペンで色分けしたり、まとめ表を作ったりと自分なりの一工夫を加える作業を伴わなければ、頭に入れたつもりで入っていない“つもり学習”になりますので注意して下さい。

この時期は弱点潰しを意識することが重要です。それも、苦手度が高い分野から着手しておくと良いでしょう。

年末が迫った11月・12月の勉強

網羅性というのは読んで字の如く、漏れの無い様残らず勉強することです。例えば、英語の語彙は英語長文を多く読んで、英文を読んだ量と共に頭に入れていくと良いとされています。しかし、大学受験で必要な語彙力はおおよそ 8000~12000語と言われており、その中でも頻出して定番となっているものは大体決まっているのですが、英語長文を大量に読むだけのやり方では、めぐり合わせによっては試験当日まで、本来覚えておかなければいけない単語に出会わなかった為、覚えていなかったという様なことが起こってしまいます。そうならないためにも、この時期に市販の英単語帳や英熟語帳で今まで出会わなかった表現を覚えていくのが望ましいです。(元々、英単語帳や英熟語帳で覚えることが自分に合っている為、最初からそれらで覚えたという人には、この記述は対象外です)

英単語と同様に、社会の重要用語でまだぼんやりとしか知らない用語がある場合も、山川出版の用語集などで潰していきます。現代文でよく出てくる難しい表現で、まだ知らない単語についてもこのタイミングで調べて頭に入れます。物理、化学の公式で覚えるのを後回しにしていたものも公式暗記カードを自作するか買うかして用意して覚えてしまいます。

この時期は、網羅性を意識して知識の穴を潰していきます。

年が明けた1月・2月の、直前期の勉強

年が明けると直前期です。私立大学の入試は2月に行われることが多いので、私立専願だと正味勉強できるのは1月の間だと考えておいたほうが良いでしょう。この時期は迫りつつある本試験に焦りを覚える時期ですが、優先順位の高いと思われるものを自分で判断して、たんたんとするべきことをこなしていくことが大事です。

この時期に、実力が着いたかどうかの確認をする為に、過去問題に取り組みます。私立専願の人は12月から取り組んだほうが良いでしょう。

高校三年生になったばっかりの4月には、10年前~6年前までの問題を解いて見て問題を頭に入れています。5年前~昨年の問題は傾向が変わっていないかのチェックはしたけれど、未だ解いていない状態ですので、この時期に解いてみます。

①過去問5年前分を解く。
②自分の知識不足が目立った分野を強化する。余力があれば他の気になる分野の知識不足も強化する。
③一週間後に過去問4年前分を解く。
④自分の知識不足が目立った分野を強化する。余力があれば他の気になる分野の知識不足も強化する。
⑤一週間後に過去問3年前分を解く。
・・・(以下解いていない過去問がなくなるまで同じサイクルが続く)
これは、東大に現役で行った知人のオリジナル手法ですが、彼は“過去問サンドイッチ法”と呼んでいました。直前期で焦っている人にお勧めの方法です。たんたんとこなすだけなので、あれこれ気持ちが移らずに済みます。

直前一週間は、新しい参考書に手を出すのはやめたほうがいいでしょう。
新しいことが頭に定着するまでにはそれなりの時間が必要(復習5回以上)と言われています。

直前一週間に新しい知識や表現にを頭に入れるよりは、既に頭に入れていたけれども、忘れてしまったか思い出しにくくなっている知識をもう一度チェックし直して、想起しやすい記憶に戻す作業の方が得点力に繋がるでしょう。

本試験へ臨む姿勢

遠隔地へ受験しに行く場合、1か月ほど前には宿の予約を済ませ、持っていくものをリストアップします。このときに持参する参考書やノートも決めておきます。

交通機関や宿泊地の手配が終わったらイメージトレーニングをします。
ここでするのは、試験始めの合図の後に問題を解いている自分です。集中して黙々と解答をこなしている自分を想像します。一見すると難しい問題があったが、落ち着いて考えると解答の糸口が見えて、解くことができたという様なシナリオを作ってイメージしておくと、本試験で同じようなことがあっても落ち着いて対処できるでしょう。

試験会場には、必ず一度下見をしておきましょう。当日行かなければならない建物やそこに至るルートと大まかな時間を知っておくだけで、当日朝の緊張を少し緩和させることができます。

試験会場の下見どおりのルートで試験会場に入ったら、後はイメージトレーニングどおりに落ち着いて解答するだけです。

ただ、本試験でやめておいたほうがいいことがあります。
・同じ学校の友達と群れて談笑すること
・すでに終わった科目の答え合わせを友人同士で行って一喜一憂すること
の二つです。

携帯電話がなかった昔は、試験会場で偶然出会わなければ友人と会うこともなかったのですが、今は携帯電話にスマートフォンで、電源さえ入れておけばすぐに連絡を取って会うことができます。

お互い不安な状況であるため、友人と会って安心したいという気持ちはわかるのですが、会うと安心する一方で緊張感がなくなりがちです。休み時間に会うと、終わった科目のことで「あれどうだった?」と話したくもなるでしょう。

しかし、もう終わった科目で解答用紙も提出している科目のことを考えても無駄なことです。友人の解答と違っており、友人の解答の根拠を聞いて、そちらのほうが正しいと思えでもしたら、不安な気持ちが出てきてしまいます。ですから、友人との答え合わせをするより、黙々と次の科目の最終チェックをしていたほうが、前向きで建設的です。友人との答え合わせはしないようにしましょう。

最後に

今振り返ってみると、私にとって大学受験は青春の一つでした。小学生からボーイスカウト活動をやっていたこともあり、中学・高校の間は大きな大会を目指す様な部活に所属していませんでした。そんな環境でいる中、高校生の時に将来のことを真剣に考えていて、行きたい大学や行きたい学部を明確に決めており、そこに入るために一心不乱に勉強していた同級生と知り合えたのは本当に良い出会いでした。

彼と出会うまでは、「自分はまだ本気を出していないけど、本気でやれば凄い」といつも思っているような学生でした。しかし、彼と出会い「本気を出すのは今なんだ」と考えが変わりました。それまでは、本気を出して、夢や目標がかなわなかった場合、今までの自信が崩れてしまうのが怖かったのだと思います。しかし、そんな恐れよりも強い願望を持てるようになり、恐れはどうでもよくなりました。

なりたい職業、行きたい大学・学部をしっかり決めてそこに向かって一生懸命本気を出して頑張った経験は今も活きています。結果として、大学生活や社会生活の中で、様々な情報を得て考えが変わり、高校時代に目標としていた職には就いていませんが、それはそれで良かったと思っています。力の限り頑張った経験は、自分を成長させてくれました。

また、決して順風だけではなかった20代でしたが、そのさまざまな場面で学歴は私を助けてくれました。大学受験に一生懸命になることは、決してマイナスにはなりません。

今、高校生以下で今後大学受験を考えている読者さんは、悔いの無い様に頑張ってください。



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