記憶術の8番目、色塗り法の紹介です。
私が中学生の時から思いついてやっているオリジナルのものなのですが、記憶のテクニックなので記憶術の一つとして紹介します。
表などを覚えるときによく使うので、表を使って紹介していきます。
以下の表は以前「商法」と呼ばれていた法律が「会社法」と呼び名が変わり、内容も少し修正があった為、改正前と改正後を比較して作った表です。
これが比較表なのですが、見てのとおり白黒で視覚的にはあまり刺激がありません。この表を見た後に目をつむっても、まぶたの裏に思い浮かぶものはあまり少ないのではないでしょうか。
「表を再現できるよう覚えよ」という課題が出たとしても、このままでは相当苦労しそうです。
そこで表に色を塗ってみました。
どうでしょう。
同じ語句が入っているものや同じグループピングになっているものは同じ色を塗り、視覚的に刺激があるように色を塗ってみました。
これだとただ表を眺めているだけでも、自然に色を追いかけて「合資会社、合名会社、合同会社(LLC)は人的会社や定款自治という面で共通してるんだな」等と気が付く点が多いのではないではないでしょうか。表に対して気が付く点が多ければ多いほど表を思い出しやすくなります。つまり表を覚えていっているということです。
この表を3分も眺めているといろいろ気付いてほとんど頭に入るのではないでしょうか。
私の場合、3分集中して眺めていると9割は頭に入ります。(実際は10割覚えたつもりで、書き出してみるとど忘れがあったりする為、チラッと見て、「ああ、そうだった」とわかって、続きを書き出すという様にして、終わってみると9割をつっかからずに書けたという流れです)
一つの表の中にあまり色を使いすぎると逆に混乱してわかりにくくなるかもしれません。色は自分の頭が混乱しない程度に使ってください。
ちなみにですが、表の分類項目を灰色に塗ってみました。こちらの方がわかりやすいという人がいるかもしれません。
色を塗る他のメリットとしては、想起しやすいということですね。仮に試験会場でこの表の穴埋め問題が出た場合、頭の中でこの表を思浮かべると思いますが、
・最初の行はオレンジ、オレンジ、半オレンジ半水色、水色、オレンジだったような
・表の真ん中に緑が6マス集まっていたような
・緑の6明日の隣は青が4マスだった
・青4マスの下は/2マスで
・その下は紫文字2マスで
・その下は紺色文字2マスだった
みたいなことは簡単に思い浮かび、スイスイと穴埋め箇所が埋まっていくのではないでしょうか。
これが、最初に紹介したようなこんな灰色の表だった場合は、なかなかそういう思い出し方もできないと思います。
このやり方のいいところは色を塗るだけでお手軽にできるというところですね。今までこの方法を使ったことがなかったという人はぜひやっていただきたいと思います。
この記事以外にも記憶術の記事があります。よろしければ参照下さい。
記憶術①~マインドマップ~