記憶術④~ゴロ合わせ(語呂合わせ)法~

記憶術の4番目~ゴロ合わせ(語呂合わせ)法~の紹介です。

語呂合わせについてwikipediaでは、「文字を他の文字に換え縁起担ぎを行うものや、数字列の各々の数字や記号に連想される・読める音を当てはめ、意味が読み取れる単語や文章に置き換えることを指す。電話番号や暗証番号、数学など元の数字列が意味する事象を暗記する場合に使われる。」
と記載していました。

皆さんも今までどこかでゴロあわせを目にしたことがあるのではないでしょうか。

「794(鳴くよ)ウグイス平安京」などは、日本人の半分以上が知っている有名なゴロ合わせではないでしょうか。
「894(白紙)になった遣唐使」なんかも有名で、よく作られているなと関心する出来です

4649と書いて(よろしく)と読ませるのもゴロ合わせですね。

そのままでは覚えにくい数字や言葉に意味やリズム性を持たせ、さらには文章にすることで覚えやすく、忘れにくくするということができればゴロ合わせと呼べるのだと思います。

実践ゴロ合わせ法

自分でゴロ合わせを作れるようになると、覚えることがグッと楽しくなります。実際にゴロ合わせをしてみたところを記録していますので、書き出し方、アイデアの出し方などを参考にしてください。

テーマは世界史の中のギリシャ・アテネ文化の中の三大悲劇作家とその代表作です。
覚えるべき項目は
『アガメムノン』―アイスキュロス
『オイディプス』―ソフォクレス
『メディア』―エウリピデス
です。

①覚えたい項目をひらがなにして書き出す。(別にカタカナでもいいと思いますが、私の場合はひらがなの方がイメージが湧いきやすい感じがします。

②書き出した項目の頭文字、二文字目まで、三文字目までを横に書き出す。これもイメージを広げやすくする為です。

③書き出した項目の頭文字、二文字目まで、三文字目までのそばに湧き上がった漢字や数字、言葉を書き留める。

④書き留めた漢字、数字、言葉等を組み合わせて、記憶に残りやすく、なるべく意味のある文を作る

これで、ゴロ合わせの一通りの手順は終わりです。
記憶術③~頭文字法~と似ていますね。

余談ですが、ゴロ合わせ法と合わせて自分ならば今回の例を覚えるときには読み方に注目します。
『ア(a)ガメムノン』―ア(a)イスキュロス
『オ(o)イディプス』―ソ(so)フォクレス
『メ(me)ディア』―エ(e)ウリピデス
というように、きれいに最初の組み合わせはア段から始まり、二番目の組み合わせはオ段、三番目の組み合わせはエ段となっています。
こういった気付きもテストの時に思い出す際に凄く役立ちます。覚えようとするときにこのようなイメージ的な補助材料をつけて覚えることを“イメージ記憶”というそうです。記憶力が良い人はこのようなイメージ記憶を自然にしていると聞いたことがあります。

数字と50音の対応をあらかじめ決めておく

上の例では、記憶対象に数字は出てきませんでしたが、数字を覚えなければいけないこともあります。そういったときに対応するため、あらかじめ、50音と数字の対応を決めておくといいでしょう。

<数字の読み方>
0→れい、れ、ぜろ、ぜ、ない、わ(輪の形から)、まる(丸の形から)、お(アルファベットから)
1→いち、い、ひとつ、ひと、ひ
2→に、ふたつ、ふた、ふ、じ、ツー、りゃん(中国語)
3→さん、みっつ、さ、みつ、み
4→し、よん、よ、よっつ、し、フォー、す(中国語)
5→ご、こ、いつつ、いつ、い、うー(中国語)
6→ろく、ろ、むっつ、むつ、む、るー(中国語)
7→なな、ななつ、な、しち
8→はち、は、ば、ぱ、ぱぁ、や、やつ、
9→きゅう、く、ここのつ、ここの
10→じゅう、とお、と、テン
100→ひゃく、もも(百は“もも”と読む
1000→せん、せ、ち(千)

<数字対応表>

※がついているものは、なぜそうなったかがわかりにくいので、以下に解説を載せています。
あ:英語の“a”(一つの)より→1
う:中国語の“うー”(5)より→5
え:円(0は円の形)より→0
か:“箇”“ヶ”で“個”と同じ意味であり、“こ”は5としているので→5
け:箇”“ヶ”で“個”と同じ意味であり、“こ”は5としているので→5
す:中国語の“すー”(4)より→4
せ:千より→1000
た:thank you(サンキュー≒タンキュー)→3
ち:千(ち)より→1000
て:英語の“テン”より→10
ぬ:ぬ≒“にう”より→2
ね:ね≒“にえ”より→2
の:“NO”(何も無いの意味)より→0
へ:“ハ”に近い発音である為→8
ほ:英語の“フォー”より→4
め:め≒“むえ”より→6
も:百(“もも”と読む)より→100
ゆ:“ユ”は7と形が似ている為→7
ら:ラウンド(英語で“円”の意味)より→0
り:中国語の“りゃん”(2)より→2
る:中国語の“りゅー≒るー”(6)より→6
ん:声を出さないので→0

この記事以外にも記憶術の記事があります。よろしければ参照下さい。
記憶術①~マインドマップ~

記憶術②~スペースドリハーサル法~

記憶術③~頭文字法~

記憶術⑤~既知関連付け法(基礎結合法)~

記憶術⑥~連鎖法(連想結合法)~

記憶術⑦~エラーレス学習~

記憶術⑧~色塗り法~

記憶術⑨~曲乗せ法~

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