参考書・問題集は自分用に加工して使っていい

この記事のタイトルは「参考書・問題集は自分用に加工して使っていい」です。
なんだかよくわからないタイトルですよね。

重要なところに下線を引いたり、蛍光ペンを引いたり、自分のコメントを書き込んだりすることは、誰しもやっていることだと思います。

この記事で紹介する例は、誰しもやっている方法ではないかもしれません。「え、そんな風にやっていいんだ」と思える方法です。

これは、私が電験三種(正式名称:第三種電気主任技術者)という資格試験を勉強していた時に使用していた参考書です。見てのとおり、本の背表紙からカッターを入れて4つに切り離しています。

元々1冊に4科目(理論、機械、電力、法規)の問題が入っている問題集だったのですが、以下の理由で分割しています。

本を分割した理由

1.パッと見で4科目分のボリュームの本を目にするより、勉強しようとしている1科目分のボリュームを目にするほうが心理的負担が少ない
買った当時は辞書のように分厚かった本も、4分割してしまえばかなり薄くなります。そうすると、「持ち運びに便利だし10分~20分程度の隙間時間にも読めそうな本だな」と思えてきます。

本の分厚さから感じる心理的負担というのは、個人差はあれど確かにあるでしょう(500ページの本を渡されて、「このうちの125ページ読んで」と言われるのと、元から125ページの本を渡されて「これ全部読んで」と言われるのは後者の方が心理的負担は少ないと思います。)

頭ではわかっていても、パッと見からボリュームを判断しがちなものです。分割をすると不必要な心理的負担を感じることがありません。

2.勉強するべき科目、克服すべきテーマに的を絞って取組むことができる
例えば、電験三種の場合は4科目を3年間でとってしまえばいい為、人によってその年に受験する科目は異なります。機械だけ受けようと思っている人にとっては、残りの理論、電力、法規のページは不要になります。そういった場合、分割しておくと大変勉強しやすくなります。

また、科目ごとではなく章ごとに本を分割することもあります。例えば数学で、「二次関数と三角関数はマスターしたけど、ベクトルと複素数は苦手意識を持っている」といった場合に一冊持ち歩くのが面倒であったり重かったりすれば分割すると勉強しやすいかもしれません。

しれませんと書いたのは、本を分割することにはメリットのみならずデメリットもあると思うからです。

本を分割することによるデメリット

私の苦い経験をお話しましょう。高校三年生のころ、「本は分割できる」と気付いた私は、いい気になっていろんな本を分割しました。特に数件出版のチャート式数学の青色(通称:青チャート)は数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bと4冊あったのですが、各本とも4~5つに分割しました。このとき分割した冊子数は20ほどになりました。そして、チャート式数学の赤色(通称:赤チャート)も持っていた私は同じく数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bの4冊を分割しました。青チャートと同じく分割した冊子数は20ほどになり、合計40ほどの冊子数になりました。

数学だけで40冊子もあれば何がなんだかわからなくなりますよね。「この間やったのはどれだっけ」や「青チャートの二次関数はどこ行ったっけ」等ととにかく目的の冊子を探すのに大変でした。

結局、青チャート4冊と赤チャート4冊は買いなおしました(トホホ…)

本を分割する方法は便利ですが、数が多すぎると分割した後の冊子を整理できなくこともあると頭の片隅に入れておいて下さい。

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