問題集を解いたら印を付ける

私が高校一年の頃、大学受験の合格体験記を読んでいて、凄くいいなと思った勉強法がありました。それは、問題集を解きながら印を付けるというものでした。合格体験記を書いていたその人は、問題番号に丸をいくつもつけていました。ちょうどこのような感じです。

確かその人は、間違えた問題に丸を付けていき、丸が3個ついた問題は、自分の間違い問題を集めた“ミスノート”に書き写していました。

当時の私には、凄い衝撃でした。私はその時完璧主義気味の性格で、1ページ完全に解けるようになることにこだわっており、1ページを何度も上から解き直して、全部解けるようになったら次のページに進むということを繰り返していました。今思えば凄く効率が悪いですね。

「そんなやり方があるのか」と、完璧主義の効率の悪さから1歩抜け出ることができた私は、解いた問題に印を付けるというやり方を自分なりにアレンジしていきました。

〇ではなく×を付けてみた

間違った問題に〇を付けるというのは、少し感覚的に違和感があった為、〇ではなくて×を付けてみました。こんな感じです。

そして、解けた問題には〇を書いていきましたこんな感じです。

さらに、自分ルールを追加、〇が三つ続いた問題は既にマスターしたものとして、鉛筆で/を入れて消していました。こんな感じです。

問題集に印を入れていく作業を勉強に取り入れてからは、ゲームのように攻略する感じがして楽しかったのを憶えています。問題集を解くことは、自分にとって〇印と/を入れるゲームでした。

ゲームだと思えば、一層勉強に面白みが出てきます。面白い、楽しいと感じれば、長時間勉強をしていてもあまり疲労を感じません。“好きこそものの上手なれ”という言葉があるように、勉強ができるようになる秘訣は、勉強自体を楽しんでやることだと思います。

国語、数学、英語、物理、化学、地学、生物、世界史、日本史、地理といった代表的な大学受験の科目のどれを見ても、大学や社会人となった後で、より発展的な学習や研究を行う際のベースとなり得るよく洗練された科目です。熱中して、のめりこんで、好きになるに値する科目だと思います。ぜひ楽しんで攻略していってください。

ちなみにですが、エビングハウスの忘却曲線(過去記事:エビングハウスの忘却曲線を知るを参照)を知ったときに、「最高の復習効率で勉強するためには、勉強する日付を書いておくと良いのではないか」と思い立ち、問題のそばに日付を書いたことがあります。

しかし、日付だらけになってしまい、何がなんだかわからなくなり、止めました。また、不本意ながら浪人してしまったりした場合、昨年の日付が書いてあったりすると今年の日付と混同したりするので、自然にやめてしまいました。

今はこんな風なチェックを入れながら勉強しています。

印のルールとしては、
・解いてみたらできた→レ(チェックマークの意味のレ印)
・解いてみたらできなかったけど、解説を読んでその後解いてみたらその日はできた。→正(続いた回数分、正の字を入れていく)
となっています×が並ぶのが嫌になって、正の字になりました。

まとめ

問題集を解く時に自分なりの印をつけていくと、ゲームのように楽しく勉強できる。

Visited 227 times, 1 visit(s) today

コメント

タイトルとURLをコピーしました