移動時間やちょっとした待ち時間って何をしていますか?
携帯・スマホがこれだけ発達した今であれば、やはりそれらをいじってゲームをしたり、LINE等のコミュニケーションアプリをしている人が多いのではないでしょうか。
そのゲームやコミュニケーションを試験合格まではしないで、(又はぐっと控えて)暗記物の復習にまわしたりすると、成長スピードにターボがかかります。
例えばですが、以下の写真は私が消防設備士という資格を取った時の単語帳や暗記カードの写真です。
こちらが、表の写真
こちらが裏の写真です
右上は、単語帳を暗記カードにしたものです。
火災の感知器の写真を表に貼り、裏にその名称を書いています(消防設備士はこのような機器の名称問題がよく出ます。)
右下は、参考書のゴロ合わせを見て“お、これいいな”と思ったので、コピーして表に貼り付けています。裏は白紙です。特に問題形式にするつもりは無かったので、裏は白紙としました。表のゴロを何度も目にして早く憶えることができ、かつ記憶のメンテナンスをしやすくしました。
左上は、水配管の弁周りの部品名問題ですねここの部品名も問われるので、( )で“ここが問われているよ”と自分にわかるようにし、その答えを裏に書いていました。このように思い出す訓練(これを想起訓練といいます)をしておくと、「あ、あれなんだっけ」という憶え忘れはなくなりますね。
左下は消防設備士が使う機材に関しての記述問題です。裏の写真を見てもらうとわかると思いますが、一問一問の解答の長さが少なく、頭でイメージできる程度の分量だったので表に問題を貼り付け、裏に解答を貼り付けて憶えやすいカードにしました。
ここで紹介したのは、自分の手で作った暗記グッズですが、市販のものでかまいませんし、単語帳やカードでなくても構いません。その日受ける予定の授業範囲の下読みや、その日受けた授業のノートを見直しをすると効果的かもしれません。
1日24時間は誰にも平等に与えられているものですので、差がつくのはその使い方です。 通学時間が片道20分で往復40分あるとしましょう。仮に1ヶ月21日通学したとすると、40分×21日=840分(14時間)となります。一ヶ月集中して14時間何かに取組めたら、相当な実力が付くでしょう。
お勧めなのは、
「電車(又はバス)の中で〇〇を憶える」と先に決めてしまうことです。“取らぬ狸の皮算用”ではありませんが、1ヶ月でこの単語集を憶えてしまって、次の1ヶ月でこの熟語集を憶えて、その次の1ヶ月はリスニングに取組んで…とイメージしておくと、サボってしまうとイメージどおりいかなくなりますから、気持ち悪くなります。
そうやって、自分がイメージしたことが遅れたり、そのとおりいかなくなったりするのが嫌で、イメージどおり事を行う。
これってまさに計画して、実行する流れそのものですね。
計画を立てるという行為の中にもレベルは様々ありますが、イメージするというのは最も手間がかからない第一段階だということを知っておいてください。