ビル管(ビル管理士)、エネ管(エネルギー管理士)、電験(電験三種)持ち(ビルメン4点セットと消防設備士も取得済)が資格の取り方とビルメン業界あるあるを解説するサイトです。独学で慶應に入った勉強テクニックを余すことなく公開しています!

From West New(旧ビルメン案内所)

法律 省エネ法

エネルギー管理統括者やエネルギー管理企画推進者を解説してみた

投稿日:2016年11月25日 更新日:

スポンサーリンク

平成22年4月に施行された改正省エネ法でエネルギー管理統括者やエネルギー管理企画推進者という職務が新設されました。「これって何なの?どういうことをすればいいの?」ということを会社でよく聞かれるので、自分への備忘も兼ねてまとめてみました。

エネルギー管理体制のまとめ図とその解説

エネルギー管理体制
新しく制定された各事業者ごとのエネルギー管理体制はこんなものです。

これだけ見てもよくわからないと思うので、一つ一つ解説していきます。

エネルギー管理統括者

改正省エネ法による事業者単位によるエネルギー管理を実効性のあるものにする為、事業経営の一環として事業者が設置している全工場等につき俯瞰的なエネルギー管理を行う者として定められたポジション。代表者や取締役又は執行役員といった役員クラスの者がエネルギー担当役員として、このエネルギー管理統括者となることが望ましいとされている。
役割:
①経営的視点を踏まえた取組の推進
②中長期計画のとりまとめ
③現場管理に関わる企画立案、実務の実施

この図の通り、組織の代表者の下に位置し取締役や執行役員レベルの役員がエネルギー統括者になります。代表取締役の様な会社の代表者がなってもいいのですが、年間のエネルギー使用量の合計が1,500kl(原油換算)以上であるような特定事業者は、事業規模からして社長はエネルギー管理に気が回るほど時間はないでしょうから、実際は他の役員がなることが多いと思います。

スポンサーリンク

自分がいた組織では物件管理系の執行役員がなっていました。その執行役員に対して、エネルギー管理企画推進者だった課長は、2週間に1度の頻度で省エネに関しての報告し、今後の見込みや省エネ目標を達成する為に行うべき施策などを提言していました。結構細かい人だったので、報告の度に電気、(地域熱供給から買った)熱、ガス、水に関する前月比、前年同月比の各施設のデータをきちんと整えて用意して、その用意したデータに対していろんな角度から分析と検証を行い、いつでもエネルギー管理統括者からの質問やつっこみに対応できるようにしていました。

その執行役員(エネルギー統括者)は社長や総務部に月に一回の包括的な経営に関する会議の際に併せて報告しているようでした。また、自分で省エネ雑誌や省エネ専門誌などを読み、「こんな省エネ方法もあるんじゃないか」等と自分から提案の様なものを出していました。勉強熱心な方だったと思います。

エネルギー管理企画推進者

エネルギー管理統括者の補佐者として新設されたポジション。資格要件としてエネルギー管理士の資格保持者又はエネルギー管理員講習終了者であることが挙げられる。

前述のように、私がいた組織ではこの役目は物件管理系の部の課長がなっていました。執行役員がエネルギー管理統括者で課長がエネルギー管理企画推進者であれば、次長や部長は何をしていたかというと、次長は不在で部長は省エネのことがわからないので省エネに関してはノータッチでした。

エネルギー管理企画推進者である課長は、管理している各物件の月間エネルギー報告を取りまとめていました。エネルギー使用量が大きく変動した施設についてはメールや電話でヒアリングをし、善後策を検討してエネルギー管理統括者へ報告していました。

また、ある施設のデマンドが1回だけ超過したときには電力会社担当へ説明(弁明)書類を送ったりしていました。ガスの燃料相当費が大きく値上がりしたときにはガス会社との折衝や今の料金体系に最適な契約プランへの変更の検討及び社内稟議の起案等といったエネルギー業務に関する会社の大舵をとるようなことまでしていました。

スポンサーリンク

では、かけ出しエネルギー管理士の私が何をしていたかというと・・・課長の補佐をしていました。エネルギー統括管理者の補佐の補佐というわけですね。責任がそんなに重いものではなかった割には、非常に多くの経験をさせてもらいました。まるっきり独力でというわけではないにしろ、エネルギー業務に関する会社の大舵を握る機会があったわけですからね。

残りの用語の解説をします。

第一種エネルギー指定工場

年間エネルギー消費量が原油換算で3,000klを超える工場や事業場のことを指す。原油換算とは、その施設が電気・ガソリン・重油・ガス等で年間に使用するエネルギーを、原油の単位当たり発熱量という共通の単位を用いて示す行為をいう。

第二種エネルギー指定工場

年間エネルギー消費量が原油換算で1,500klを超える工場や事業場のことを指す。

総括

エネルギー管理統括者やエネルギー管理企画推進者についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。実際は包括的なエネルギーについての職務をこなすこれらの役職以外にビルメンの様な現場の省エネ活動の実施者がいて、彼らと週に一回や月に一回の頻度の省エネ会議で連携を取りながら各物件ごとの省エネを実施していく流れとなります。

スポンサーリンク

エネルギー管理士を取得した暁には、経験を積んでぜひエネルギー管理企画推進者まで登りつめて欲しいと思います。

エネルギー管理士を取る為のテクニックと受験記録を細やかに公開しています
こうすれば合格!エネルギー管理士(電気)合格体験記




スポンサーリンク

-法律, 省エネ法
-,

Copyright© From West New(旧ビルメン案内所) , 2017 AllRights Reserved.