銀行系系列ビルメンの古き良き時代の話を聞きました

ビルメン・エンジニアへの就職・転職

仕事上の付き合いで、銀行系系列ビルメンテナンス会社に雇用されていたビルメンの方と知り合う機会がありました。3日ほどその人と同じ部屋で業務を行っていたので、その会社での思い出話しをたくさん聞きました。

銀行系系列だったのでオフィスビルのみの勤務だった

その人は、30歳から57歳まで勤務していたらしいのですが、27年間の勤務の中で1回しか異動が無かったそうです。異動する前の勤務物件も、異動した後の勤務物件もオフィスビルだったそうです。銀行系系列ビルメンですから、その流れに違和感は感じないですね。

給与が良かった

どれくらい良かったのかというと、5年の子供を育てることができるくらいだそうです。その人は5人の子供をもうけたということでした。ちなみに奥さんは共働きなどしていないそう。5人子供がいたら共働きはできないですよね。

はっきりとは聞けませんでしたが、中央監視室の室長(責任者)となっていないものの700万円は超えていたようです。今では考えられない古き良き時代の給与ですね。

おそらく親会社が銀行ですので、銀行員の高い給与がベースとなっており、それに8掛けや7掛けすることでビルメンの給与も決まっていったのではないかと思いますが、うらやましい話です。

自分のペースで仕事ができた

基本的に親会社の銀行からの仕事の干渉は無かったそうです。ビル管理は、ほぼビルメンに任されており、自分たちのペースで仕事ができたそうです。

今は、不動産投資信託(REIT)が広まって、物件オーナー(信託銀行)→AM会社→PM会社→1次請けBM会社→2次請けBM会社という様な複雑な管理形態が存在し、このような管理形態の場合は間に入っているそれぞれの会社の都合や思惑が入り込み、末端の2次請けBM会社が自由に仕事をできる範囲は非常に限られています。

上流の会社があまり干渉してこない環境で自分たちのペースで仕事ができる環境はビルメンの理想とも言えますね。ストレスが少なそうな環境です。

防災センターや警備室、清掃員控室等のバックヤードが広かった

人数に対して、これらの部屋が十分に広かったそうです。さらには、役員車輌の運転手の控室が8畳くらいあったとか。

不動産会社が所有している物件では、まず無いような環境です。従業員が働くスペースはできるだけ狭くして、その分貸し室用のスペースを確保しようという発想で設計されますので、たいてい従業員が使用する部屋は最低限の大きさか、最低限の大きささえも確保されていないことが普通です。

感想

銀行系系列のビルメンテナンス会社は、非常に働きやすいという一例を聞くことができました。もし、転職を検討しているときに、銀行系系列のビルメンテナンス会社の求人情報を入手することができたら、他の求人情報よりも時間と手間をかけて求人内容を吟味すべきだと言えますね。今でもこの例の様な雇用形態や勤務環境があるのかはわかりませんが、以前はこのような状況だったというのは希望を持てる情報です。

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