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職業訓練校

職業訓練校物語⑯~感動の卒業式、ありがとう!行ってて良かった職業訓練校~

投稿日:2017年7月29日 更新日:

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職業訓練校の16回目です。前回は職業訓練校物語⑮~年が明けたら就職活動が本格化!皆の就職先は決まったのか?~で年明けの就職活動について触れました。

今回はいよいよ職業訓練校の卒業式についてです。早いもので仕事で心身ともに疲れて、人生をやり直すきっかけをつかもうとして右も左もわからぬまま職業訓練校の門を叩いてから、早くも一年が経っていました。

町内会長さんの紹介で就職が決まった後は、「やっと人生をやり直せるんだ。これからは手に職をつけて、汎用性のある専門性を身に付けて、自分の市場価値をさらに高めるぞ」という気持ちで一杯でした。安心感とやる気と、未知の業界への不安が入り混じっていました。

中学生になったばかりの頃に、入学式で校長先生が「君たちは今から始まる中学生活への期待と不安で胸がいっぱいだろうと思います。」と言っていたのを思い出しました。まさしく心境としてはそんな感じ。そしてもうすぐ終わる、朝起きて通学して机に向かって勉強して、実習場で実習して、放課後に居残り勉強をして、帰るという勉強のことだけを考えればよかった生活に名残惜しさを感じていました。

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しかし、もうすぐ32歳になろうとしていたので、いい加減に職を定めて経済的な基盤を固めなければいけないという気持ちはそれ以上にあり、名残惜しい気持ちが湧き起る度に「卒業して人生を前に進めるしかないんだ。今の勉強生活をしっかり満喫して、そして前に進め」と自分に言い聞かせていました。

結局クラスメイトはどれくらい就職できたのか

入学式の時に30数名いたクラスメイトも、最終的には20数名になっていました。5名くらい途中で辞めたことになります。この数字が多いかどうかはわかりませんが、私としては「結構辞めたな~」という印象です。絶対に人生をやり直すためにここで頑張るぞという気合で訓練校に通っていた自分としては途中で止めるという気持ち自体が全然わかりませんが、気持ちの強さも人それぞれ、こういった環境が合うかどうかも人それぞれなのだという理解をして納得しました。

20数名の生徒のうち就職先が決まらなかったのは2名です。前記事職業訓練校物語⑮~年が明けたら就職活動が本格化!皆の就職先は決まったのか?~で書いた、異常に就職先にこだわる
・貴志:29歳
・吉本:25歳
でした。吉本君が卒業までに就職活動を終わらせることができなかった理由は、元々彼に年の割には社会性というか社会人としての心構えに欠けているところがあり、表情や立ち居振る舞いから面接官がそういった点を見抜いたのだと思います。

逆に彼ら二人以外は全員就職先を決めて卒業しました。就職率は9割を超えています。職業訓練校でしっかりと勉強して資格を取って、適正な時期に就職活動をすれば変なこだわりやクセが無ければまず就職できると思います。

やっぱり卒業式はじんわり感動しました

3月の上旬に卒業式が行われました。この辺のスケジュール感は学生と同じ様なものでした。約一年前に各コースそろって入学式をしたのを思い出しました。
職業訓練校物語③~入学式だヨ!全員集合~

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入学式た当初は
自動車コース:20名
印刷コース:20名
パソコンコース:30名
電気コース:30名
空調コース:30名
建築コース:40名
溶接コース:20名
服飾コース:20名
の合計約210名で出発したこの学年もおそらく空調コースと同じ様に1人2人と辞めていき、全体で150人強ぐらいが残ったのではないでしょうか。建築コースの退校率はやや高かったのかもしれません。入学式の時にいた、ビーバップハイスクール(1980年代の不良漫画です)から飛び出て来た様な、いわゆるヤンキーは卒業式にはいませんでした。多分退校したのだと思います。他にも入学式のときに見た目がヤンキーな生徒は数名いましたが、卒業式の時にはしっかりとした髪型や顔つきになっていました。

「人ってのは目標を持って学んで、一生懸命切磋琢磨する学友がいると変わるもんだなぁ」と思いました。私ももちろん変わりました。この一年で資格を取りまくったので入学時に比べて専門知識や専門技能を身に付けたという自信がつきました。

卒業式は入学式と同じ講堂で粛々と行われました。毎年職業訓練校に求人を出してくれている地元の企業の社長も数人来賓として座っていました。式の中で一番良かったのは校長先生の言葉でした。(自分は入学式の時にも校長先生の言葉に感動したような・・・w)

校長先生の言葉(要旨)

一年前に入学した皆さんもこの職業訓練校で学んで、実習をして一年が経ちました。早いものですね。多くの人が就職先を見つけ、そしてまだ見つけていない人も就職活動は大詰めを迎えているのではないでしょうか。毎年多くの卒業生がこの職業訓練校から旅立っていきます。

地元で働かれる方は、もしかしたら卒業生と仕事の上で接点があるかもしれません。私が知っているケースでは学年は違えど卒業生同士が仕事上で接点を持つと、この学校のことで盛り上がり、仕事上で協力関係を築くことにつながることも多いようです。

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また、今皆さんの近くにいる1年間苦楽を共にした仲間とも卒業後に連絡を取って励ましあったり、近況報告をしあうことも多いと思います。

この様に、違う学年又は同じ学年で職業訓練校の卒業生同士という共通項を持てることは今後の社会生活できっとプラスになることでしょう。特に同じ学年の仲間とはお互いに相談しあえるような関係を保って欲しいと思います。

どんな仕事もそうですが、最初はきついしうまくいかないことも多い。そんなときに、相談できる、愚痴を言える、気分転換をできる仲間がいるのは大いに皆さんの気持ちの支えになります。ここで培った人間関係は皆さんの財産ですからぜひ大切にしていただきたいと思います。

皆さん、卒業おめでとうございます。立派な社会人になってください。

校長先生の言葉にじーんときてたら卒業式が終わった

校長先生の含蓄深いお言葉を聞いていたら、いつの間にか式が終わりかけていました。来賓の方のお話も、概ね校長先生と同じような内容でした。そして、各コースの代表が卒業証書を授与されて、卒業式が終わりました。

各コースでの最後のホームルーム

卒業証書を授与された後は、各コースごとに講堂を退出しました。その後は各コースごとの最後のホームルームです。担任の先生1人、副担任の先生2人が黒板の前で1人1人卒業にあたってのコメントをしてくれました。内容は校長先生と概ね同じですw

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でも、先生たちの話を聞いていると、いよいよこの学校を卒業するんだという思いときついこともあったこの一年の記憶とががじわっと頭に思い浮かんできて、目頭が熱くなりそうでした。

卒業にあたっての熱い気持ちはみんな一緒だった

ホームルームが終わると帰っていいのですが、すぐに帰りだす者はいません。「ついに卒業した―!」とか「みんな頑張ろーね!」とか思い思いに口に出していて、10分ぐらい仲の良い者同士でワイワイ話し込んでその後流れ解散をしました。

これが中学校や高校なら後輩の女の子からボタン下さいとか言われるシーンもあったのかもしれませんが、そんな浮いた光景はこの学校にはありませんw

飲みに行ったり、ファミレスで話し込んだりするグループもあるようでしたが、自分はなんとなく家で感慨に浸りたかったので帰宅しました。

この一年を振り返って

これで職業訓練校物語は終わりですが、約⑯回続けたこのシリーズは、
1.これから職業訓練校に行こうかどうか迷っている人になんとなく職業訓練校の雰囲気をつかんで欲しい
2.自分の体験の記憶が薄れる前に記録しておきたかった
という気持ちで始めました。

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専門性が身につくかどうか迷っている人については、「身に付けることはできますよ」とアドバイスしたいです。しかしそれは自分次第ですと補足をつけて。環境としては職業訓練校のカリキュラムと学習素材は素晴らしいです。特に先生たちが独自で編集したり、作成したりしたテキストは恐ろしいレベルのものらしく、卒業後に先輩社員にそれを見せたらレベルの高さと分かりやすさに驚愕していました。

しかし、どんな分野でもそうですが環境だけ用意されても自分の心の中にやる気が無ければ、取るべき資格も取れず専門性も身につかないでしょう。自分が望めば先生たちは高いレベルの教材も紹介してくれますので、カリキュラム以上の専門性を身に付けることも可能です。全ては自分次第です。

工業高校みたいにヤンキーがいないか、自分は絡まれたりしないかという心配に関しては建築系以外には無いと思って良いのではないかと思います。建築系に限っても突出したやる気のないヤンキーはすぐに退校する傾向ですし、妙ないじめやたかりの話は聞きませんでした。もちろん建築系にも普通の生徒が大半です。コースが違えばヤンキー系との接点は無いので、まずコースを越えてからんでくる確率は低いと思います。

周囲の人間も新卒だけでなく、それなりに社会人経験を積んでいる人も多いので、そういういじめやたかり等のレベルの低いことが行われそうな雰囲気になったら止める感じです。なにより、同じ目標に向けて頑張る仲間ですので、基本的には皆助け合いますし、クラスの中はいつも明るいです。家庭環境が悪くて入学時は狂犬のような目つきをしていた新卒の子が入学後3週間くらいで柔和で明るい顔つきになりました。みんなが明るくて面白くて、毎日が充実しているからですね。

お金の面だけはやり繰りする手配をつけてください

職業訓練校に通っている1年間は基本的にアルバイトはできません(できるところもあるのかもしれません)。前職があって、雇用保険の給付を受けていてその延長給付として1年間の間毎月10万円~20万円くらいもらえる人は基本的にお金の心配はないのだと思いますがそうでない人は職業訓練受講給付金(求職者支援制度)職業訓練受講給付金(求職者支援制度)で、認定されて月額10万円程度貰えないときついと思います。しかし、この給付の認定を受けるのも要件がありますので、その要件に当てはまらない人は実家に住まわせてもらって出世払いの約束で小遣いをもらうとか貯金を切り崩すとかしないと金銭的に非常に厳しいと思います。

貧すれば鈍するというように、あまり切迫した金銭状態だと人は本来のパフォーマンスを発揮できませんし、頑張れるものも頑張れなくなりますので、この一年間どう経済的にやり繰りするかというのは、道筋をつけたうえで入校すると良いと思います。

最後に職業訓練校に感謝

慶應まで行った自分がまさかハローワークに通い、職業訓練校で人生をやり直すことになるとは大学生の頃は思いませんでしたが、結果として人生をやり直すことができています。人間万事塞翁が馬(人生何がきっかけで事態が良いほうに転ぶか悪いほうに転ぶかわからない)と今改めて思います。

国のこの制度に感謝し、この制度のことを自分に教えてくれた友人にも感謝をしたいと思います。

職業訓練校は、本気で人生をやり直したいという意欲ある人には、本気で応えてくれる先生たちばかりですし、レベルの高い教材が揃えられているし、何より苦楽を分かち合った友達はかけがえのない宝になります。

このシリーズが職業訓練校に行くかどうか迷っている人たちの一助になれば幸いです。
2017.07.29 synpa

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