復習を繰り返すことで合格に近づく

一度で試験範囲の要点全てを頭に入れることができる人などいない

1回の勉強で試験範囲の暗記事項を全て頭に入れ、全て問題を解けるようになることができる人などいるのでしょうか。

私は東大生を数十人知っていますが、一度で憶えることができる人は1人だけです。その他数十人は積み重ねる行為、つまり努力ができる人です。2回で憶える人もいれば、3回で憶える人もいます。

程度の差はあれ、皆努力して繰り返すことで憶えています。
東大生でさえ、何度も何度も繰り返し勉強しているのです。
東大生は数パーセントの天才的な頭脳の持ち主と、その他の努力家で構成されていると思います。
勉強とは繰り返しなのです。勉強を繰り返すことを復習とも言いますね。
また、努力ができることも才能の一つなのです。

管理人の経験

私の経験で言いますと、小学校の頃はどんな教科書でも一度読めばだいたい要点が頭に入っていました。つまり学校以外の勉強を特にしたことが無かったわけです。(計算ドリルと、漢字ドリルだけは結構のめりこんでやっていましたが)

ドリル以外の家庭学習をやったことが無かったものですから、中学校に入ってつまづきました。一度で全部は憶えられないし、家庭学習なんて何をしたらいいのだろうという状態でした。

そこで、勉強法を工夫し、自分で問題を作ることで、勉強にのめり込み、県内トップレベルの公立高校に進学するまで成績を上げることができたのですが、結局は“憶えるまで繰り返す”という意識とそのシステムを作れたことが良かったのです(今思えば。)

受験勉強とは…

受験勉強とは結局のところ“この問題集についてはどこを問われても大丈夫”と思える問題集を何冊作るかという作業です。(100%でなくてもよいですよ。95%でも頭に入っていれば十分です)

そして、そのような状態に持っていくためには復習という反復学習が必要不可欠です。

学んだこと全てを反復する必要はありません。例えば、やさしい語り口調で書かれた初学者向けの解説本を読んだ後は、大事だと思ってラインを引いた要点だけを見直したって構いません。

しかし、反復学習のレベルが合格を決めるということを忘れないでください。

大学受験英語科目用のの英単語帳に『ターゲット1900』というものがありますが、その名のとおり、英単語が1900個と、その例文や、関連単語が記載された本です。

東大模試で3位になった私の知人はそれを高校3年間で50回繰り返したそうです。いま、成績で伸び悩んでいる人がいて、「私も『ターゲット1900』を50回やります」という人がいれば、「そんなに繰り返すよりも、9割5分頭に入れた時点で、他の勉強に移ったほうが良い」とアドバイスしますが、この知人の例で私がお伝えしたいのは、日本最高峰のレベルはそういう戦いであり、そのレベルまでやっているということであり、日本最高峰のレベルで戦わずとも、反復学習が大事なのだということです。

“復習が合格を決める”ということを忘れないでください。

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