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職業訓練校

職業訓練校物語⑥~クラス内に一瞬現れた不調和の兆し~

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前回の記事は職業訓練校物語⑤~第二種電気工事士の筆記試験はみんな合格だ!~でした。春と夏の中間位の時期にクラス全員で第二種電気工事士の筆記試験を受験し、全員で筆記試験に合格した話でした。(何名かギリギリで)危なかった人もいましたが・・・

いろいろこの時期というのは5月病という言葉があるように、人間の気持ちがだらけやすい時期です。そんな時期に影響されてか、クラス内にも不協和音の兆しが見え隠れしてきました。

1.40代の松木さんの暴走

松木さんは40代後半の人生崖っぷちの瀬戸際訓練校生でしたが、その松木さんが少しポンコツな行動をし始めます。何と、こともあろうか訓練校に大人向けの本を持ってきて,18~19歳の真面目で純朴な青年たちに見せていたのです。それを見て、他の訓練校の生徒は結構頭にきていました。
・学校は勉強しに来るところだろう
・自分が見るだけならまだしも、未成年の真面目な連中に見せるとは何事か
・そもそもいい年なんだからそういうのを人に見せることに優位性を感じる感覚からは卒業して欲しい。中学生じゃあるまいし
という意見で、陰でぼろくそに言われていました。私もそれを聞いていて、可哀想だなとは思いましたが、言われていることも的を射ているし仕方ないかなと思ってしまいました。

そのことがあって以降、皆で18~19歳の若い子らを松木さんの悪影響から守ろうという動きが出てきて、松木さんは皆から暗に避けられるようになりました。
そのことと、数ヶ月後のもう一つの事件と相まって松木さんは間もなく職業訓練校から退校してしまうバッドエンドへとなってしまいます。その話はこの後の物語で…

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2.中田君(27歳)と福嶋君(26歳)の喧嘩

元航空会社勤務の中田君(27歳)と元配管工の福嶋君(26歳)が喧嘩をしてしまいました。何やら第二種電気工事士の筆記試験の点数発表をしていた時に、福嶋君が自分よりも点数の低い人を馬鹿にした態度を取ったのが中田君的には頭にきていて、その後数日して何かのきっかけで二人の肩がぶつかったのに年下の福嶋君が謝らなかったとかそういう理由で喧嘩が起きました。

第三者から見ているとくだらない理由だし、そんなことは軽く流して勉強に集中できないのか、些細なことは寛容な心でスルーできないものかと思うのですが、皆一年後には自分がきちんと就職できているのかという不安、資格をきちんと取っていけるのかという不安、そして一日中必死に勉強している疲労とストレス、お金がないというストレス、慣れない人間関係等々が重なって、皆ピリピリしていたのかもしれません。

二人は休み時間にクラス内で取っ組み合いになってしまいました。中田君がもの凄い勢いで福嶋君を壁に突き飛ばし、福嶋君を拳で殴ろうとしたときに5人がかりで止めに入って、喧嘩を止めました。福嶋君は怯えまくっていて、「殺されるかと思った」と言っていたのが印象的でした。

結局二人は、表面上の和解をして、その後はお互いに距離を置くことになってしまいました。

3.え、まさかの盗難事件

クラスメイトが表面的に仲たがいするような出来事ではなく、暗に警戒しあうようになってしまう出来ことが起こりました。盗難事件です。我々空調コースの人間は実習場で、冷凍機やパッケージ空調や冷却塔といった実機を見たり操作したりすることが1日に1度くらいの頻度であるのですが、あるときいつものように実習場に行き、1時間半ほど実習をこなして教室に戻ってきたところ、水内君(18歳)が「あ、俺の財布が無い!」と叫びました。カバンに入れておいた長財布が無くなっていたということでした。入っていたお金は3千円位なので大金ではありませんが、運転免許証やキャッシュカードなど一式が入っていたので、非常に貴重なものを盗まれたということになります。1時間半前に実習場に行く前には確かに自分のカバンの中に入れたということでした。そして、教室には実習の時間帯の間、出入口扉に鍵がかけられていました。

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20人くらいで必死になって自分のカバンの中や机の中など考えらるあらゆるところを探していましたが、結局その日は見つからずじまいでした。その日の放課後の喫煙所では「松木さん(47)が実習後に一番最初に教室に入ったから松木さんが盗ったんじゃねーの?」「いや、実習が始まる前に都君(18)が一番最後に実習場に来た人間で、都が鍵をかけてきたから都も怪しいな」「いやそれを言うなら、実習の時間のに途中で工具を取りに行った木根君(25歳)も可能性はあるよ。」と言ったように身内を疑い始めました。

疑心暗鬼になり、今後10ヶ月以上もクラスメイトとして共に勉強する仲間を疑うようになるのはとても悲しいことだと思いましたが、他の理由が考えられないのでやむを得ないかもしれません。そうやってお互いが疑心暗鬼になりかけたところで、その日は皆帰宅しました。

次の日には窃盗の犯人が捕まった

急展開があったのは次の日です。次の日登校していつも通りの1限目が始まる頃に担任の先生が教室にやってきました。ただし、表情はちょっと心痛な感じでした。開口一番あまり大きくない声で「実はこの学校の中に、盗難事件の犯人がいました」と言いました。続けて「昨日、この教室で財布の盗難事件がありましたが、他の教室でも同様の盗難事件が発生して、そちらの教室ではまさに盗まれようとしているときに犯行現場を目撃した生徒がいて、犯人を取り押さえたそうです。犯人はパソコンコースの生徒でした。水内君の財布も犯人が持っていました。」と説明しました。先生的には学校から盗難事件の犯人が出たのがショックだったのだと思います。

そこで、梅本さんが言いました「犯人は、鍵のかかっている教室に入ったのですか?」先生は「出入口の扉は鍵がかかっていたが、その上の欄間の部分の窓が1ヵ所たまたま鍵がかかっていなかったのでそこから入ったということです。」と答えました。欄間窓が空いていたのは我々空調コースの生徒全員のミスです。大変反省しなければなりませんが、今後10ヶ月をお互いに警戒しながら共に学ぶという最悪の結末は避けることができて大変ほっとしました。

そして、第二種電気工事士技能試験の対策への日々へ

このようにクラスの不調和が至る所で出てきまして、少しぎくしゃくしてきましたが、「この1年で必要な資格を取得して、10ヶ月後には就職する」という共通のゴールがある為、大事にはならずに皆気持ちを切り替えて次の目標へ集中していきました。次の目標は第二種電気工事士の技能試験の突破です。

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