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職業訓練校

職業訓練校物語⑤~第二種電気工事士の筆記試験はみんな合格だ!~

投稿日:2017年1月1日 更新日:

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過去問演習で合格力をつける日々

4月下旬に退校者が出てしまいましたが、授業は変わりなく進められます。
5月の中旬くらいには第二種電気工事士のテキストの内容を全て授業でこなし、いよいよ過去問演習へと移りました。授業の中で時間を取って、皆で一斉に一日に一回分づつ過去問を解くスタイルなのですが、使っていた問題集はこちらのシリーズです。

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過去問題が10年分掲載されているので、お得感満載です。これを1日に1年分づつ解いていきました。解いた後に自己採点をして、先生に点数を報告し、その後に先生が解説をするスタイルです。

最初にみんなで過去問を解いたときは、各人の得点の中央値は30点台ぐらいだったのが、30点台後半、40点台前半、40点台後半、というように回をこなすごとに点数が上がっていき、一通り10回の過去問演習が終わったころには60点になっていました。あくまで中央値の得点ですのでまだまだ合格点に至っていない人もいました。新卒の子らの得点状況が悪く、40点台が多かったです。

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その中でひときわ輝いていたのが、松木さん(47歳)です。元々テストが得意なのか、それとも今回の職業訓練にかける思いに並々ならぬものがあるのか、松木さんは初回から筆記試験で90点を叩き出しました。その後も90点台を連発し、数回80点台はあったものの、全10回を終わったときのアベレージは90点を超えました。それぞれが、過去問演習を終わった後に、先生に得点申告をするときも松木さんが「90点」と言う度に「おぉー」と小さい歓声が沸き起こりました。

“俺は新卒の子らみたいに若くない、年齢的にこの先何度もやり直せない、この職業訓練校で必死に勉強して、必ず納得いく職を見つけるんだ”という強い気持ちで、しっかり予習復習をしていたのだと思います。

しっかり高得点をマークしている松木さんと比較して、新卒の子らの点数は伸びません。あまり勉強しない高校から来て、勉強するという習慣が無かったのかもしれません。しかし、本試験では勉強の習慣がある無いにかかわらず、点数が足りない者は無慈悲に不合格にされますので、しっかりと彼らの点数を伸ばさなければなりません。そこで担任の先生が取った対策は、全10回のアベレージが65点に行かない者に対する補習でした。

対象者は10人程度。彼らに対しては、先生が持っている11年前~20年前の過去問を渡して、家で解いてくるという宿題を課しました。この宿題に対して、文句を言う者は一人もおらず、“宿題を出されるのは自分の勉強が足りなかったせいだ”と自覚し、きっちりと宿題をこなしてきていました。

その甲斐あって、本試験一週間前の模擬試験では、一応全員合格ラインの60点を越え、2名を除く全員が65点を超えていました。

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いざ本試験

日々の勉強に追われていたら、あっという間に本試験がやってきました。皆、過去問演習と模擬試験をみっちりとこなし、合格点を取れる力はついているはずなのですが、不安はぬぐいきれない様で、新卒の子らは試験前日にファミレスで直前勉強会をしていましたし、アベレージ90点越えの松木さんは試験前日18:00ぐらいまで教室で自主居残り学習をしていました。

自分と年が近い梅本さんは、前日の17:00ぐらいに自分にメールしてきました。

「synpaさん、勉強してますか?明日の為の最後の勉強は何したらいいでしょう?僕は、点数の悪かった過去問をもう一度解き直そうかと思っています。」

試験を明日に控えて、不安になっているのが伝わってきます。

それに対して、自分が返したメールが

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「勉強してるよ。解き直しでもいいけど、梅本さんは間違いノートと暗記事項ノートを作っていたから、残り時間を考えるとその二つのノートを復習するのがいいと思うよ。そして、前日だからあまり遅くまで勉強しない方がいいよ。明日頑張ろう!」

でした。自分もまとめノートを作っていたので、簡単に復習して試験当日を迎えました。

本試験当日は、6:00に起きて、試験会場には試験開始時間の1時間くらい前に入りました。試験会場でクラスメイト二人と会いました。荒川君(24歳)と松山君(25歳)でした。

自分「おはよう。早いね。何時くらいに着いたの?」
荒川君「僕らもさっきですよ。」
自分「2ヶ月間の勉強の成果が今日出るから結構緊張するね。」
松山君「そうなんですよ。10分前にトイレ行ったばっかりなのに、またトイレに行きたくなってきたんですよ。」
自分「ハハハ(笑)、コーヒーや緑茶とかのカフェインは利尿作用があって、トイレが近くなるらしいから飲み過ぎないように気を付けてね。」
松山君「ヤべーっス、俺は緊張しているからすぐトイレに行きたくなるのかと思っていたんですけど、そういえば目を覚ます為に朝ごはんのとき結構コーヒー飲んだんですよ。それかもしれねーっス。」
自分「これ以上飲んだらだめだよ(笑)」

みたいな会話のやり取りをして別れました。お互い、いい緊張感を保持するために、あまり会話しないようにしていたのだと思います。長く話すと緊張感がほぐれてしまってお気楽感が出てしまいますからね。

そのやり取りの後、トイレに行って、教室に入って、まとめノートを読み返して最後の復習をしていました。

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試験開始30分前になると、試験官が2名入室してきて、試験の説明や問題用紙と解答用紙の配布を始めました。問題用紙と解答用紙が配られているときに、“いよいよ試験なんだなぁ、これまで結構頑張ってきたなぁ”としみじみ思ったのを覚えています。

試験官の「それでは試験を開始してください。」の指示により、試験が開始されました。問題用紙をパラパラとめくると、どっかで見たことがある問題、過去問の問題に似ている問題ばかりで、「今回の問題も例年と同じレベルで大きな傾向変更は無くてよかった」と安堵しました。

第二種電気工事士の試験は、トップスピードで解いても間に合わないような試験ではないので、落ち着いて、一問一問丁寧に問題を解いて、マークミスをしないように慎重に解答をマークシートに転記して、試験終了の時間を待ちました。

全ての問題を解いて、解答の転記まで終わって時計を見ると残り30分ほどありましたので、10分で見直しをして残りの時間は目をつむって瞑想をしていました。

試験官の「解答を終了してください」の指示で解答を終了し、解答用紙が回収されるのを待って教室を出ました。

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教室を出て、たくさんの人の列に混じって駅に向かっていると、クラスメイトの(浜田君:18歳)と会いました。浜田君は過去問演習で筆記試験の得点が最後まで伸びなくて、かろうじて直前一週間の模擬試験で68点に達した子だったので心配していたところです。一緒に帰りながら試験の出来を聞きました。

自分「浜田君、試験お疲れ。どうだった?」
浜田君「お疲れさまです。結構手応えがあったと思うんですよ。過去問題に似ている問題が多かったですよね。synpaさんはどうでしたか?」
自分「俺も結構手応えを感じたんだよね。あんまり心配はしてないよ。」
浜田君「そうなんですか。とにかく疲れましたよね。眠たいです。僕は帰ってすぐ寝ると思います。」
自分「そうだよね。凄く疲れた。俺も家に帰ったら寝ようかな。ところでどこかの専門学校とかが解答速報でも出すのかな。一休みしたら自己採点してみようと思ってるんだよね。」
浜田君「電気書院とか、オーム社のサイトで解答速報出てないですかね。確か、試験実施の電技術者試験センターも数日後に解答速報を出していたはずですよ。」
自分「そうか、とにかく今日はお疲れさん。学校はまだまだ続くから今日はお互いしっかり休もう」

見たいなやり取りをしながら一緒に帰りました。

家に帰っても寝ることは無く、大手掲示板を見て全国の受験者の反応を確認していました。しかし、結局自己採点をする気にはならず、その日はテレビを見て酒をいつもより多めに飲んで寝ました。

クラスメイトと自己採点そして合否は・・・

翌日通学し、いつもと同じ始業時間の30分前に教室に入りましたが、クラスメトの半分くらいが集まって、自己採点をしていました。皆、自分の出来や他の人の出来が気になってそわそわしていたのだと思います。みんなの自己採点の点数を聞いてみたら、60点を切っている人は一人もいませんでした。

始業時間になると、先生が入室してきて、まず皆の受験番号を聞きました。そして公式な解答を印刷したものを皆に配り、自己採点タイムを設けました。15分くらいで自己採点を終えると、先生は全員に点数を聞いていきます。70点、68点、78点、94点と皆の発表する自己採点の点数はいずれも合格点を超えており、ひとまず教室の中に安堵の雰囲気が流れました。

しかし、合格発表の日は約一カ月後なので本当に合格しているかどうかはその日までわかりません。が、この職業訓練校はカリキュラムの中に第二種電気工事士対策があり、筆記試験対策も技能試験対策もカリキュラムの中に入っているので、筆記試験に受かっているか否かに関わらず、技能試験対策は全員行うということでした。

ということで、その日から技能試験対策が始まりましたが、その辺りの話は次の記事で。

僕らが技能試験の実習を行っているときに、web上の合格発表を見て、「全員筆記試験に受かった」と副担任の先生が実習場に駆け込んできたのは一ヶ月ほど後のことでした。

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