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●資格 第三種電気主任技術者(電験三種)

こうすれば合格!電験三種合格体験記

投稿日:2016年12月4日 更新日:

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電験三種は2年かけて4科目を合格しましたが、非常にとっつきにくい試験でした。その理由として、4科目合計のボリュームはもちろんのこと、巷にあふれている参考書が一長一短に感じられたことがあります。

壁にぶつかりながらも試行錯誤して攻略することができた体験は、誰かの役に立つと思いますので、長くなりますが書いていきます。

勉強開始当初の私のスペック

・高校生のときには文系を選択した為、電気の分野の予備知識はほとんど無い。
・数学は当時の分類名だった数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bを勉強し、センター試験では180/200点だった。(理解していない分野や概念は無かった。数学で理解していない分野が無かったのは勉強する上でアドバンテージがあったと思います。)
・身近に電験三種の試験に合格した人はいなかった。つまり誰かからアドバイスを聞ける環境に無かった。
・1月頃にその年の9月の本試験での勉強を目指して勉強を開始。2月頃から第二種電気工事士の勉強も始める。(これが良かった。基礎中の基礎すぎて電験三種の参考書に載っていないことも第二種電気工事士の参考書には載っていることがあったりした。)

まずは、情報収集とリサーチを実施

どんな内容の試験が出て、その為にはどんな内容の勉強をしなければならないのか合格率は何%なのかという様なことをインターネットで調べました。

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その結果わかったことが、
・年1回9月に試験をしている。
・1年で4科目合格する合格率は10%を切っている(相当難しい)
・理論、機械科目は計算問題がほとんど、逆に電力と法規は文章問題が半分以上出る(計算問題は1~3問)
・機械が特に難しい。過去問題に無い問題が結構な割合で出る。
・理論も単なる過去問題の解法暗記では、本試験でひねられた時に対応できなくなる。きちんと「なぜその解答になるのか」ということを理解することを積み重ねていかないと、本試験で通用しなさそう。
・電験三種よくわかるシリーズ(オーム社)という科目ごとの参考書が初学者にはやさしいらしい。
→Amazonマーケットプレイスですぐに揃えました。
以下はよくわかるシリーズの理論ですが、同様に機械、電力、法規があります。

インターネットで資格について概要を調べた後は過去問題を研究してみました。“過去問題は10年分をしっかりやれば、どんな資格でも合格ラインボーダーくらいの実力にはなる”という信念というか、経験則を持っていましたので、10年分が収録されているこちらの過去問題集

を購入しました。左ページに問題があり、右ページに解答があり、見開きになっていることで、相互に参照しやすいレイアウトであるということも自分の好みに合っており、購入を決めたポイントでした。

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購入後早速過去問を分析してみました。
パラパラページをめくってみて感じた印象は以下のとおりです。
<理論>
・ほとんど計算問題
・式の展開がなぜそうなるのかわからない解答がほとんど、覚えなければならない公式が結構あるのかもしれない。
<機械>
・計算が多い。計算以外にも穴埋めや正誤もあるが、なぜその選択肢になったのかが、解答を読んでもさっぱりわからない。参考書を調べならが解こうとしても、わからない。4科目の中で一番難しいかも。一番時間をかけたい。
・同期機や変圧器等その他にもテーマごとに同じようなパターンの計算問題が3~4年に1回出ているが、どの年も微妙にパターンを少しいじって変えてくることが多く、単純に過去問を何度もやりこむだけでは本試験で対応できないかもしれない。
・コンピュータに関する問題や論理式が出てくるフローチャートのような問題も出てくる。結構範囲が広いのかもしれない。
<電力>
・電気に関する基礎知識や変電所、電線、積雪荷重、風圧等についての問題がよく出ており、内容が身近な電気設備や現象である為、とっつきやすそう。いきなり過去問題から勉強してもある程度わかりそう。電力は過去問題のマスターから手をつけようかな。
<法規>
・ネットで調べたとおり、計算問題は毎年1~2問ほど、文章の正誤問題や穴埋め問題がほとんどなので、攻略しやすいかもしれない。法規は時間をかけず合格レベルにして、そのぶん理論や機械に時間を使いたい。

という様な印象を持ちました。できることならばこの後、過去問題集を使って、過去問題集から反復をスタートさせたかったのですが、試験の内容的にいきなり過去問題をはじめても“わからない”というストレスを多く感じそうだったので、易しい語り口調で書かれた参考書から学び始めようと考えました。

そういった経緯で最初に学び始めたのが、ネットで電験三種を学び始めた時に「一番易しく、初学者に向いている」と評判だった“電験三種よくわかるシリーズ”です。

よくわかるシリーズから勉強してみた

初心者向けという評判のあったよくわかるシリーズの勉強を始めてみると、確かに本屋さんでパラパラと見てみた他の参考書よりは平易であるようでした。

しかし、よくわかるシリーズを読んでいても気になる点がありました。
①簡潔に書かれすぎていて、読んでいて味気なかった
―要点が絞り込まれすぎていて、簡潔すぎる記述ですんなりと頭に入ってきませんでした。やはり自分には語り口調で説明している参考書の方が最初はわかりやすいと実感しました。
②電気の初学者向けに書かれていたが、噛み砕き方が足りないと感じた
―電気の初学者を意識してわかりやすくしようということが伝わってきましたが、やはり第二種や、第一種電気工事士を持っているか、勉強したことがある又は実務経験をしているということが前提にして書かれていると感じられるような内容がありました。例えば1次側、2次側といえば電気の世界では、供給側、需要側という意味であることは当たり前なのですが、そういった説明が無くさらりと1次側、2次側という記載があって、「なんだこれは?」と思ったのを覚えています。
③式の展開が飛躍しすぎていた
―センター試験で180点を取ったことがあり、高校数学はだいたい理解している(青チャートの基本問題は全部解けていた)と思っていただけに、よくわかるシリーズの例題の解答の中にある式の展開がなぜそうなるかがわからなかったのはショックでした。(知人も電験の勉強は式の展開でつまづくと言っていました。ちなみにつまづいたのは微分積分の式展開)

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よくわかるシリーズを読んで、上記のことが気になったので、辞書的に調べることができるような本を用意しようと思い、

という本を買いました。また、ユーキャンの電験三種講座のテキストのみをヤフオクで購入しました。電験三種の為の数学というようなタイトルの薄い冊子が配布テキストに入っていました。この冊子は式の展開でつまづいていた私にとってとても助けになりました。今では、電験三種合格の数学

という本が販売されていますのでそちらを購入するとよいかなと思います。

結局、よくわかるシリーズも理論の途中、機械の途中、で読むのを一次中断してしまいました。電力と法規はわからないところがあったのでそこは飛ばして最後まで読みましたが、最終的にいずれも1割くらい理解できていないところがあったので、達成感はあまりありませんでした。むしろ、わかっていないところが気になっていました。

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この段階で感じていた壁や問題点は
①結構覚える式が多い
②式をすぐ忘れてしまう
③機械科目で直流機、同期機、誘導機を学んでいるが、なぜ電気のプロになる為にこれを学ぶのだろうというそもそも論的な疑問が出てきた。(これについて記載している参考書は皆無でした。今は実務を通して常用発電機や非常用発電機の構造の理解の為にはこういう回転機械の原理の把握が大事なのだと腑に落ちています)
④4科目トータルのボリュームが結構ある
というものでした。

この時点で勉強開始から2ヶ月ほど経過した3月の半ば頃の時期であり、予定より遅れ気味であることを感じていました。

次に正誤問題と穴埋め問題対策を実施

4科目トータルのボリュームが結構あったので、正誤問題と穴埋め問題から先に攻略し、心理的なプレッシャーを減らそうと思い、こんな本

を勉強してみました。やりかたとしては、過去記事で紹介した模試を受けた後の復習方法~社会系科目編~の様な正誤問題を訂正し正解を書き込むことで出題の傾向ごと覚える方法、穴埋め問題の正解を“赤シートで消える赤ペン”で書くことで何度も想起訓練を行う方法の二つを使い覚えていきました。途中で赤シートで隠すのが面倒になり、もう1冊アマゾンマーケットプレイスで購入しました。まっさらな方は解く用、間違い選択肢を直し、穴埋めを赤ペンでした方は覚える用として使用しました。これで結構頭に入れることが出来ました。

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約1ヶ月かけて、電験第3種論説・空白問題ハンドブックの9割がたを頭に入れることが出来ました。この時点で、過去問題の正誤問題と穴埋め問題は半分くらい正答することができました。残りの半分はど忘れしたり、初見の問題であったりという理由で間違っていました。

この電験第3種論説・空白問題ハンドブックを始めた動機である4科目トータルのボリュームからくる心理的なプレッシャーを減らすという目的は達成していました。

この時点での壁や問題点は
①結構覚える式が多い
②式をすぐ忘れてしまう
③機械科目で直流機、同期機、誘導機を学んでいるが、なぜ電気のプロになる為にこれを学ぶのだろうというそもそも論的な疑問が出てきた。(結局これは試験終了まで解消しなかった為、以降は記載しません)
④これだけシリーズ、電験第3種デルデル用語早わかり、ユーキャンの通信講座のテキスト、電験第3種論説・空白問題ハンドブック、過去問題集と知識の源が分散されていた為、何をどこで読んでどういう知識が付いたのか、わからなくなって混乱してきた(頭の整理がつかなくなってきた。どれを反復すれば効率よく力が付くのかわからなくなっていた。)
というものでした。

そこでまとめノートを作成

当時トニーブザンというイギリスの脳と学習方法の研究家が考案したマインドマップというノート方法が広がり始めた頃であり、マインドマップを気に入っていた私はマインドマップの考え方を取り入れたまとめノートを作ろうと思いました。(マインドマップについては過去記事記憶術①~マインドマップ~を参照)

マインドマップの考えとは
①できれば白紙の紙を用意して横向きにする
②アイデアを派生させたい又は考えをまとめたい又は記憶したいと思うことのテーマを白紙の中心に書く(右脳を活性化させる為、できれば絵を用いて、できれば色を使って書いたほうが良い。)
③中心に書いたテーマから、放射線状に派生するアイデアや記憶したい単語を書き込んでいく。
④アイデアや記憶したい単語を派生させる時は中心に近いほうから大項目→中項目→小項目と徐々に細分化させる形式が基本形(あくまで基本形なので、これにとらわれる必要は無い。自由に書くことが大事)
⑤環境が良い場所で書く(静か、嫌な匂いが無い、高すぎず低すぎない机と椅子)
⑥こう書いてはいけない等ととらわれず、気持ちを自由に書く
という様なものです。

全てをマインドマップの作成方法に従ったわけではないですが、実際にこういったノートを作成していました。
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中学・高校の頃の板書とは違い、記憶しなければならないことと、その記憶の補助となり理解を助けるコメントを記入していきました。簡潔に書くことを意識し、読み直す際に時間がかかりすぎることの無い様にしてました。

また、余白を十分に取ることを意識しました。こうすることで、さらに勉強を進めていき、覚えておこうという新たな知識が出てきた時に書き写せるようになりました。いざとなれば書き写せるスペースが十分にあるという気持ちが、「なにか書き加えることがないかな」という視点で参考書を読めましたし、既にまとめノートに書いている箇所については流し読みで読み飛ばし、まだまとめノートに書いていない箇所については「どうやってまとめよう」という意識を持って集中して読むことができました。

マインドマップでは絵を書くことを薦められていますが、勉強の場合のマインドマップでは図や表を取り込んだほうがいいと思い、参考書やインターネット上のサイトから図や表を見つけてきてコピーしたり印刷したりしてまとめノートに貼っていました。

本家マインドマップではキーワードとキーワードを枝(線)で結んでいますが、それについても無理には結びませんでした。あまり線でつなぎすぎると見にくくなると思い、自分のオリジナルのやり方を取りました。マインドマップの考案者トニーブザンはレオナルドダヴィンチのノートを参考にしたらしいのですが、レオナルドダヴィンチのノートも図や記述群やキーワードというものを結んでいなかったので勝手に「これでもいいんだ」と思っていました。
ちなみにこれがレオナルドダヴィンチが作成していたノートの一部です。
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余白を多く取っているのがよくわかると思います。書いてある文字や絵の内容についてはよくわかりませんが、真横に書くことにとらわれず、自由に書いていることがよくわかります。

そしてこれらのルーズリーフで作成した後、ファイルにとじていました
こんな感じで結構分厚くなりました。
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まとめノートを作る行為は時間がかかると言われており、これをお勧めしていない本(勉強法に関する本)もありますが、私の場合はまとめノートを作るとあまり忘れないし、慣れると要点だけをささっと抽出できるようになり作成時に時間もかからないのでお勧めします。

今までこんがらがっていたことや、わかっていなかったことがわかるようになり、頭の中がクリアになっていくのがとても楽しかったです。
まとめノートを作っていると、こんな感覚を感じ始めました。
①わからなくてモヤモヤしていたところが、どんどん解消されていくので、頭痛の様な感覚が相当減った。
②もっとまとめたい、もっと頭をスッキリさせたいという気持ちが次々に湧いてきて、気が付いたら試験範囲全範囲についてのまとめノートを作っていた。

まとめノートを作り始めて以降、実力が付いている、覚えなければいけないことをきちんと頭に残せているという感覚が自覚できるようになりました。自信がついてきているのが、自分でもわかりました。

この時点で5月の末あたり、残された勉強時間は3ヶ月程。
まとめノートを作って、なんとか壁を一つ突破できた感じはしていましたが、覚えていない公式、覚えたけれども問題を解く上で使いきれない公式が数多くなり、そろそろこの辺りを克服しないとまずいと焦りを感じていました。

電子書籍でも勉強できます

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スマホやタブレットに入れて、試験要点の忘却防止に使えます

電験三種 完全攻略を始めてみた

6月に入ってからは公式に悩みを感じていました。
①参考書によって公式の掲載数にバラツキがあり、結局どこまで覚えればいいのかということがあいまいにしかわからない。決定版の様な過不足無く公式を学べる参考書が欲しい
②公式を簡潔に復習できるような参考書が欲しい
と思ってジュンク堂の電験コーナーをじっくりと探していると、こんな本に出会いました。

公式が過不足無く(個人的な主観です)載っており、解説も簡潔で無駄が無く、これ1冊でベースは大丈夫というように思えました。この1冊に載っている公式を頭に入れた後、10年分の過去問で出てきた公式を+αで頭に入れたら合格することができると思えました。参考書を選ぶ上でこういう判断ができるのも、過去問分析をしっかりとやっている効果でした。

この本を買って、必要な公式や図、表を自分のまとめノートに加えていきました。覚えにくい公式は単語カードの様なカードの表に公式名を、裏に公式を書いて覚えました。

どんな試験とも抜群に相性が良い勉強法~カード式勉強法~

また、公式を思い出せるだけでなく、問題が解けないといけませんので、同じく不動弘幸氏の著書である電験三種突破演習

を買って何度も解いて頭に入れました。素直な問題ばかりだったので、公式を頭に入れて、使える様にする為の問題集として最適でした。

これらの本を8割方頭に入れたのが7月半ば頃でした。なんとか学習がギリギリ間に合ったという感じでした。本試験まで残り1ヵ月半ほどありましたので、残りの1ヵ月半で過去問10年分をひたすらマスターしました。

クイックピンポイント復習の為の工夫を取り入れた

クイックピンポイント復習と表現されてもピンとこないとは思いますが、自分の弱点とする分野、理解が足りていない分野の得点力を上げるために素早くその箇所を参照できるように工夫をした復習です。

どんな工夫をしたかというと、参考書の目次を縮小コピーして参考書の表紙に貼り付けました。


縮小割合は60%~70%ぐらいがちょうどよかったです。

ちなみに、目次を貼り付ける前はこちら

これは、これだけシリーズの機械の参考書ですが、機械だけに限らず理論、電力、法規全てにこういった工夫をし、さらには他の参考書も同様に目次を貼り付ける工夫を施していました。

これらの目次を貼り付けるテープは、普通のテープではなくシャーペンやボールペンで書き込みができるこちらのテープを使っていました。

by カエレバ

 

メンディングテープと呼ばれるものですね。

こういう工夫をすると、参考書を取り出したり直したりする拍子に目次が目に入るものですから「あ、この分野は昨日勉強したところで難しかったところだから復習しておこう」とか、「この分野はおととい勉強して暗記事項が多いと感じたところだから、今日もう一回復習しておこう」とかいろいろ考えながら効率的に復習に強弱をつけることができ、2週間ぐらいすると工夫をする前と比べて着実に弱点が減っていることを実感できて合格への自信がついていっているの自覚できました。

過去問をひたすら解いた直前期

上で紹介した

をひたすらこなしました。
このとき気をつけたのは、同じテーマの問題を続けて解くということでした。例えば、直流機の問題を1台解いたら、10年分の問題の中の直流機の問題を探して続けて解く、そうすると「数字が変わっただけで同じパターンの問題かと思っていたが、出る度に微妙にひとひねり加えていることが多いんだな。」という感触がわかり、本試験のリアルな難度を想像することができます。

そのときに、似た問題や同じテーマの問題に色付きの付箋をあらかじめ貼り付けておいて、連続で解きやすいようにしていました。貼り付けておいた付箋はこのような付箋です。

紙の付箋と違って、はがれにくいので重宝していました。過去問題集は付箋だらけになりましたが、自分用に使いやすくなりました。

こうして、9月の試験本番までに、10年分の過去問題の9割方を解けるようになりました。残りの1割は、難解すぎて解説を読んでもわからなかったり、解き方をど忘れしたりしたものです。満点ではないですが、9割解けるので良しとしていました。その超難解な1割をなんとかマスターするより、9割をしっかり仕上げる方が、優先順位が高いと判断していました。

このように超難解な問題を1割程度捨てたりはしましたが、テーマというか分野全体を捨てたりはしませんでした。全てを自分が納得いくレベルまで理解して仕上げました。よく耳にする巷の合格アドバイスで「6割取れば合格なのだから、捨てるべきところは捨てること」というものがあり、その解釈を間違えて勉強中に「理論の電子回路は難しいから捨てた」等と勉強を部分的に放棄する人がいますが、非常にもったいないし危険だと思います。

捨てるべきところは捨てるというのは本試験で、時間配分等を考慮し難問にどっぷりはまるよりも実力的に取れる問題を適確に解答し合格ラインを超えましょうということであり、試験前の勉強期間に捨てる分野を作っていいということではないと思います。

「いくつか捨てたところはあるものの、捨てなかったところを取れれば合格ラインを超えるはず」と見込んでいても、ふたを開けてみれば予想以上に捨てなかったところの本試験が難しく、取れるはずの分野で取れず不合格という結末はよくあるものです。

ちなみに私は、電験三種でも試験範囲全てについて、理解していったつもりですが本試験ではギリギリ合格の科目もありました。機械に至っては合格ラインに1問足りずに1年目は不合格、2年目に合格しました。不合格でしたが手を抜いて勉強をした覚えはありません。それぐらい、万全を期しても本試験で難題が出れば、ギリギリ合格であったり、惜しくも合格に至らない場合があるのが通常です。本試験前に甘い見込みを持ち、勉強しないで捨てるテーマを作ってしまうのはお薦めしません。

本試験の結果

<理論>8割5分・・・合格
<機械>4割5分弱・・・不合格
<電力>6割・・・合格
<法規>6割5分・・・合格
4科目中機械科目以外の3科目が合格でした。大変悔しかったですが涙を飲んで2年目の挑戦をしました。この様に、ほんの少しの点数不足でもう一年試験の事を考えて生活するのは本当に気持ちが消耗しますし、費やす時間ももったいないです。試験に挑戦するときは1年目に全力を尽くし、一発で取ることをお薦めします。

2年目の挑戦と結果

2年目は1年目に作っていたまとめノートを見なおして、再度過去問題10年分を解き直しました。機械科目だけでしたのでボリュームはあまりなく、時間に追われて焦ることはあまりありませんでした。

2年目は7月頃に勉強を始めました。勉強時間は約2ヶ月。
2年目は1年目よりもさらに万全を期すべく、難しい問題にも対応できるようしました。

本試験の結果(2年目)

<機械>・・・5割5分・・・合格(同時に4科目合格にて、第三種電気主任技術者試験合格)
6割未満で合格できたのは得点調整があったのだと思います。(機械は毎年得点調整が行われているようであり、4割強でも合格することがある)
あれだけ、万全を期して余裕を持って合格するつもりが、結果を見てみると、本来の合格基準である6割にも届かない点数でした。

やはり、電験三種の試験は難しいなと痛感しました。
本試験を解きながら、「こんな問題、自分が勉強をした参考書には載っていなかった」と思い、本試験が終わった後、ジュンク堂に寄って電験三種のコーナーで「どの本で勉強していたら今日の問題を解くことができたんだ」と合格に必要な本を探しましたが、結局これという1冊を決めることはできませんでした。それくらい出題範囲が広い試験です。

しかし、これから試験合格を目指し、アプローチを始める人達はやはり過去問題をよく分析し、「どの本で勉強していたらこの問題を解くことができたんだ」という目で参考書を探すしかなく、またそれがベストなアプローチだと思います。

合格発表があった後の気持ちとしては、なんて難しい試験だったんだと思う反面、試験に合格した喜びがじわりじわりと湧き上がってきました。やはり、この資格で食えると感じられたことは大きな喜びでした。

最後に

第三種電気主任技術者試験は就職・転職・社内評価に好影響を与える、力強い資格です。法律で定められた基準以上の電気設備を持つ建築物は電気主任技術者の点検を受けることが必要です。いわば、法律で独占業務を保障されている状態です。保障されているということはその資格で食えるということです。それで食えるという技術や知識を身に付けていることを、“手に職をつける”と言います。手に職を付けると言うことは、組織に依然せず安定的に収入を得ることができるように昔から薦められてきたことです。
未曾有の不況が続き、雇用情勢もますます流動化が進み、古き良き時代ほど安定的な雇用情勢ではなくなっている時代です。ぜひ、本気になって電験三種試験に挑戦し、栄冠を勝ち取って下さい。

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